山形大・「紙一重の差」を埋め、最下位脱出を狙う<南東北大学野球秋季リーグ開幕・県勢レポート>
8月26日(土)、南東北大学野球連盟の秋季リーグが開幕する。加盟6校が優勝、そしてその先にある神宮大会出場を目指す熱い戦いに臨む県勢は2校。春、最下位に沈んだ山形大は、投手陣を立て直し、勝負強さを向上させて上位進出を狙う。
■最下位も惜敗が目立った春
春、最下位に終わった山形大だが、そのスコアを見ると2位・東北公益文科大とは4対5、0対3。4位・福島大とは4対5、2対4と接戦で敗れている。最下位脱出は、決して遠い結果ではなかった。
「春は序盤、勝っていたのに終盤に逆転負け、というパターンが多かった。リードしているときの終盤のゲームの運び方が課題です。リードしていると安心してしまうのか、気持ちが切れてしまうことがあるように見えたので、勝っていても終盤にダメ押しとなる追加点を取る姿勢を忘れてはいけないと感じています」
そう語るのは主将の船山雅央(3年・酒田東)である。春は自身が主将に就任して間もないこともあり、チームを引っ張っていくことも手探りだった。
「自分自身がいっぱいいっぱいになっていましたね。チームがどうするべきか、もっと全体を俯瞰できることを意識しています」

真面目さを評価されて主将に選ばれた船山。今季はここぞという場面での代打としても期待される。
船山は、自分なりにどうすれば「紙一重」の差を縮められるか試行錯誤しているようだった。
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