九里学園が「ピッチャー」となった今野の好投で山形中央に勝利<高校野球・秋季県大会レポート>
9月8日に開幕した高校野球・秋季山形大会。9月18日は準々決勝4試合が行われ、きらやかスタジアムの第1試合は九里学園と山形中央が対戦した。
■1年で見違える投球を披露した九里学園・今野正就
九里学園・今野正就のプレーを初めて見たのは、昨年の秋だった。準々決勝で日大山形を破ってベスト4入りした九里学園のシートノック。サードを守っていた今野の、1年生とは思えない強肩に目を引かれた。試合後に髙橋左和明監督に話を聞くと、やはりというか、投手も兼任するとのことだった。そして準決勝の山形中央戦、今野は3番手で登板。しかし、ストレートには力はあるものの2回1/3を投げ3失点。三振を2つ取ったが四球も3つ。とりあえずストレートの力で抑え込もうとする投球は、「ピッチャー」というよりも「投げ屋」という印象だった。
なぜ、そんな話をするのか。1年後、この日の準々決勝で昨年と同じく山形中央を相手に披露した今野の「ピッチング」が素晴らしかったからだ。
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