愛知野球通信+

冬の練習訪問⑧ 同朋編 ”選手が考えて自ら動けるチームへ”

冬の練習訪問の第8弾は同朋高校にお邪魔しました。

同朋高校と言えば、先日“甲子園夢プロジェクト”との合同練習会を見させていただきました。

その際の記事はこちら

この日は改めて、練習の様子や選手育成の考え方、中京大中京出身の松尾良亮監督が強豪校で学んだことなどをお聞きしました。

この日は測定会を実施。

◇この日の測定会の項目(基本は月に1回実施)

1000m走(毎日計測)

ホームから1塁の走塁タイム

1塁から3塁への走塁タイム

スイングスピード

バント成功率

遠投

このあとに練習も行っていました。

〇練習について

現在部員は2年生が4人。1年生が12人の計16名で活動。

同朋高校は練習を基本毎日行なう。月曜日はウェイトのみの場合が多いとのこと。
平日は16時に練習が始まり19時から20時くらいに解散。
朝練は座学の時もあるそうですが、710分に開始。
土日も朝の集まる時間は平日と同じ710分に設定し練習開始としているそうです。 

以前はガンガン指示をして、追い込む練習や実戦が中心。しかし近年は考え方を変えて自主練習の時間を増やし、具体的に選手へ目標を示した上で、選手自身に主体性を持たせるように工夫を凝らす。

10年監督をやらせていただいたが、結果が伴ったとは言い難い状況。特に2021年の夏にある程度自信のあったチームで初戦に負けた際、自らの変化の必要性を感じてそこから選手の育成方法を見直しました」。

松尾良亮監督(中京大中京-愛教大)

2023年夏

127大府東
●411刈谷

新チーム後のチーム成績

1次予選

●19名経大高蔵
●37天白

〇選手育成の考え方・主体性の強化

育成方法の見直しとは、一言でいうと思考訓練を取り入れたこと。

「昨年の1月から大学の同級生にお願いして、主体性を伸ばすための講義を実施。組織としてトップダウンが基本としてはあるが、その中で選手個人の考える力を伸ばし、より質の高い行動を積み重ねていく。課題を解決するための思考力を身につける訓練を始めました」。

(残り 2819文字/全文: 3714文字)

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