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猿投農林-安城南 観戦記(2024年春季西三河地区1次予選)

3月22日にトヨタスポーツセンターで行われた第1試合、猿投農林-安城南の観戦記です。
猿投農林は前日の科技高豊田戦であわや勝利という試合を行いました。その次の試合ということでどういう戦いを見せるか注目して観戦しました。

猿投農林
0002000|2 H7 E3
0050004|9 H8 E1
安城南
(7回コールド)

猿投農林
近藤(6)、吉福(10)-須崎
安城南
清水(11)-田中

投手成績

猿投農林

近藤壱吾 6回2/3 139球 被安打7 四死球4 三振6 失点9(自責点6)

吉福七海(3年) 0/3 9球 被安打1 死球1 三振0 失点0

安城南

清水大聖 7回 90球 被安打7 四球2 三振0 失点2

(出場選手)

猿投農林
6吉福(10)→1 8永井(1) 1近藤(6)→6 3谷奥 2須崎 4安東→5 7宮石(11) 9西門(7)→R眞名子(8)→9→4 5加納→9

安城南
8杉山 6黒田 7増田 2田中 3山本(9) 9寺田(1) 1清水(11)→H須藤(10) 5國保 4前田

(試合経過)

3回裏、1死2,3塁からワイルドピッチで1点。1死3塁から2番黒田がタイムリー。1死2塁からタイムリーエラーで1点。1死2塁から4番田中がタイムリー3ベース。更にパスボールで1点。安城南が5点を先制。5-0
4回表、1死2塁から5番須崎が2ランホームラン。5-2
7回裏、1死3塁から2番黒田がタイムリー。2死2,3塁から5番山本が2点タイムリー3ベース。ここでピッチャー交代、吉福。2死2,3塁から代打の須藤がタイムリーを放ちコールド成立。9-2で安城南が勝ちました。

総評

猿投農林は昨年の秋に初めてみた試合で、素晴らしい戦いを見せてくれました。冬には練習にも訪問。そこから成長した姿を見たいと思いましたが、この試合も素晴らしい戦いをみせました。

5点取られた直後に5番須崎選手が2ランホームラン。前日にもホームランが飛び出していたそうで、鋭い打球は安城南よりも多いくらいでした。4番の谷奥選手は3安打。先発の近藤投手は三振を6つ奪う力投。確かな成長をこの試合でも見せてくれて、前日に科技高豊田を土俵際まで追い詰めたのも伊達じゃないというのが分かりました。

渡邉監督の選手を後押しする声掛けも引き続き素晴らしく、出せる力は出したかな、という試合でした。課題もみえた試合でしたが、この経験を夏に活かしてほしいですね。

安城南は7回裏に5番の山本選手の2点タイムリー3ベースが出てようやく試合が決まった形でしたが、予想以上に苦戦した、という試合でした。相手のキャッチャーの肩が弱く、そこにつけこんで得点を取れたのが大きかった。4番の田中選手は鋭い打球を放ち、能力を感じる選手。

清水投手は球威はそんなに無いものの打たせて取る投球で、バックも良く盛り立てました。

ピックアップ選手

猿投農林 須崎 光太郎 捕手(3年)

5番捕手で出場。4回に1死2塁から見事にレフトスタンドへ2ランホームラン。人生初のスタンドインだったとのこと。捕手としては課題の多い試合に。それでも長所の打撃を伸ばしてほしいですね。

猿投農林 谷奥 一侍 内野手(3年)

4番1塁で出場。3打数3安打の猛打賞でした。前日も3安打を放ったそうで、これを自信にしてほしいですね。

猿投農林 近藤 壱吾 投手(3年)

ランナーを出しながらも粘りの投球を見せました。まっすぐに勢いがあり、スライダーで空振りも取れる。三振6つは立派な数字。

安城南 田中 新大 捕手(3年)

4番捕手で出場。2安打のマルチで最初の打球もかなり大きなセンターフライでした。肩もまずまずで能力の高い捕手です。

安城南 黒田 陸斗 内野手(3年)

2番ショートで出場。2安打がいずれもタイムリー。勝負強さを見せました。

安城南 清水 大聖 投手(2年)

先発して7回まで2失点。110km台のスピードながらスライダーなどでボールを動かしながら打たせてとりました。

猿投農林 渡邉健吾監督 談話

(残り 360文字/全文: 1932文字)

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