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刈谷-碧南 観戦記(2024年春季西三河地区1次予選)

3月28日に豊田球場で行われた第1試合、刈谷-碧南の観戦記です。
県大会に出るためにはお互いに負けられない1戦。地力は刈谷が上かと思っていましたが、試合は碧南が優位に進めました。

刈谷
000100000|1 H9 E4
00103020X|6 H8 E0
碧南

刈谷
宮野(10)、斎藤(1)、川添(7)-渡辺
碧南
川上(1)-井上

投手成績

刈谷

宮野友佑(3年) 5回 88球 被安打7 四死球2 三振1 失点4(自責点1)

斎藤旺介(3年) 2回 43球 被安打1 四死球5 三振1 失点2

川添翼 1回 18球 被安打0 四球1 三振1 失点0

碧南

川上慶吾 9回 135球 被安打9 四球3 三振1 失点1

(出場選手)

刈谷

6熊野 4柴田 2渡辺 3岩瀬 7川添→9→1 8高橋 5堀田 9野澤→H小林(17)→7 1宮野(10)→1斎藤(1)→9亀井(18)→H稲垣(13)

碧南

4神谷 8白根 1川上 3竹内(5) 2井上 5小野(9) 9阿部(3) 7宇都 6小林

(試合経過)

3回裏、1死1,3塁から4番竹内の2ゴロエラーの間に1点。碧南が先制。1-0
4回表、1死3塁から7番堀田がタイムリー。1-1の同点に追いつく。
5回裏、2死1,3塁から5番井上のタイムリー2ベース。2死2,3塁から6番小野が2点タイムリー。碧南が3点を勝ち越し。4-1
6回裏、ピッチャー交代、斎藤。
7回裏、1死満塁から8番宇都のゲッツー崩れの間に1点。更に2死満塁から1番神谷に押し出し死球。6-1
8回裏、ピッチャー交代、川添。
碧南が勝って2次トーナメントに進出。刈谷は地区予選敗退となりました。

総評

刈谷は先手を奪われ、追いつくもエラー絡みで再度勝ち越されるとずるずると最後まで行ってしまった、という試合に。

攻撃でも得点圏には得点を取った4回以外も6度進めたのですが・・・。3回表に2死からヒットと2つの四球で満塁として4番岩瀬選手、というところで1本出なかったのが結果的には痛かった。岩瀬選手はその他の2つの打席でも得点圏で凡退。2年生の4番にそこまで求めるのは酷ですが、4番とはそういうポジション。この試合の打線の象徴となってしまいました。

一方守りでも4つエラーが出て、流れがつかめず。5回は2死1塁からエラーでピンチが広がり、そこから連続タイムリー。四球、エラーはやはり敗戦に直結してしまいますね。

碧南は川上投手の好投に尽きます。まっすぐは120kmに満たないくらいですが、緩急を使って刈谷打線を翻弄。四球もあまり出さずにバックもよく盛り立てました。

打線もランナーを置いて何とか低い打球を打って得点しようとする姿勢が見えて、それが勝利につながった印象。

2次トーナメントでもしぶとく戦いたいですね。

ピックアップ選手

刈谷 川添 翼 外野手・投手(3年)

8回にリリーフでマウンドへ。MAX130kmをマークし、1四球で1奪三振。勢いのある球を投げていました。打つ方でも5番に入り2安打のマルチ。チームの中心として期待したい選手。

刈谷 熊野 陽太 内野手(2年)

1番ショートで出場。2安打のマルチ。身体も大きく打力の高さが光る選手ですね。

刈谷 渡辺 集 捕手(3年)

3番捕手で出場。1安打1四球で2ベース1本。肩もまずまず強い。

碧南 川上 慶吾 投手(3年)

まっすぐは120kmに届かないくらいですが、緩いボールを使って速くみせる工夫をする投球で刈谷打線を上手く抑えました。四球も3つと少なかったのも大きかったですね。

碧南 井上 健太朗 捕手(3年)

5番捕手で出場。5回に貴重な勝ち越しのタイムリー2ベースを放つ。

碧南 小野 慶太 内野手(2年)

6番サードで出場。5回に2点タイムリーを放ち、大きな追加点となりました。

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