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岐阜大-中部学院大 1回戦 観戦記(2024年春季岐阜大学リーグ)

3月30日に長良川球場で行われた開幕戦、岐阜大-中部学院大の1回戦の観戦記です。
3連覇を目指す中部学院大の初戦。どんな試合を見せるか注目して観戦しました。

岐阜大
00000|0 H3 E6
20602|10 H7 E0
中部学院大
(5回コールド)

岐阜大
井土(27)-北村

中部学院大
宮島(17)-石田

投手成績

岐阜大

井土遥介 4回1/3 104球 被安打7 四球6 三振4 失点10(自責点4)

中部学院大

宮島拓斗 5回 66球 被安打3 四球1 三振6 失点0

(出場選手)

岐阜大
7芝地(26)→7安藤(9) 8赤木(2) D清水(89) 9若山(17) 3西崎(10) 2北村(48) 4馬淵(1) 6齋藤(61) 5日比(4)

中部学院大
D上野(8) 8田中(1) 5森(10) 3榎田(5) 7江川(3) 9織田(9) 6林(4) 2石田(12) 4桂(7)

(試合経過)

1回裏、2死満塁から6番織田が2点タイムリー。中部学院大が先制。2-0
3回裏、1死満塁から9番桂が2点タイムリー。1死2,3塁から1番上野の犠牲フライを落球。2死満塁から4番榎田が2点タイムリーにセンターが逸らす間に1塁ランナーも生還。この回6点。8-0
5回裏、1死1,2塁から3番森のレフト後方の当たりをレフトが捕れず2点タイムリー2ベースとなりコールド成立。中部学院大が5回コールドで勝ちました。

総評

中部学院大は点差の割にはちょっともたついた、という印象の試合でした。

先発の宮島投手は本来の出来ではなく、いきなり先頭バッターに粘られるなどボールの走りも今一つ。ただ、2回表に1死2,3塁のピンチとなって、ちょっと気持ちが入ったのかボールが来るようになり、2死満塁を三振で抑えると、次の回からはリズムが良くなって結局5回を3安打無失点。しっかりと抑えきったのはさすがでした。

打線は岐阜大の井土投手にややてこずり、岐阜大がエラー6つと井土投手の足を引っ張らなければもっと苦しんだかも、という試合でした。

それでもチャンスにつけこんでコールドまで持っていったのはさすがでしたし、まずはいい形で初戦を勝てたのは良かった。

岐阜大は井土投手が力のあるボールで中部学院大打線に立ち向かえていたのがよかった。もったいない四球があったのと、バックの盛り立てがあればもっと違った結果になったかな、と。

打線も1,2回は内容は悪くなかった。前年のチームよりは戦えるチームに見えたので、この後の試合にも期待したいですね。

ピックアップ選手

岐阜大 井土 遥介 投手(横須賀 2年)

中部学院大打線相手にまっすぐでも十分に差し込み、5回で三振4つ奪ったのは立派。バックの盛り立てがあれば失点をもっと減らせたと思う。横須賀高校の時も速い球を投げていたので、まだまだ伸びてほしい。

岐阜大 西崎 凌平 内野手(一宮 4年)

2回に鮮やかなバントヒットでチャンス拡大。

中部学院大 宮島 拓斗 投手(興国 4年)

序盤はボールが走らずあんまり良くなかったですが、2回のピンチを抑えてからはかなりボールが行くように。リーグ戦で徐々にあげていってほしいですね。

中部学院大 織田 省吾 外野手(東大阪大柏原 2年)

6番ライトで出場。先制の2点タイムリーを放ち、他の2打席も内容は悪くなかった。

中部学院大 桂 飛勇己 内野手(高野山 4年)

9番セカンドで出場。2安打1エラーで全打席出塁。3回には2点タイムリーを放ちチームを楽にしました。

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