愛知野球通信+

中京学院大-朝日大 1回戦 観戦記(2024年春季岐阜大学リーグ)

3月30日に長良川球場で行われた第3試合、中京学院大-朝日大の観戦記です。
中京学院大も小野昌彦さんを新監督に迎え、注目の初戦となりました。

中京学院大
001003000|4 H7 E0
00041100X|6 H6 E0
朝日大

中京学院大
林(15)、竹村(16)、纐纈(28)、堀下(12)-櫻庭

朝日大
下里(19)-坂田

投手成績

中京学院大

林大耀(千葉学芸 2年) 3回2/3 48球 被安打4 四死球3 三振1 失点4

竹村甲希(日本航空山梨 4年) 2回 35球 被安打1 四球2 三振2 失点2

纐纈隼(中部大第一 4年) 0/3 2球 被安打1 四球0 三振0 失点0

堀下翔伍(中京 2年) 2回1/3 35球 被安打0 死球1 三振1 失点0

朝日大

下里琉稀 9回 121球 被安打7 四球1 三振7 失点4

(出場選手)

中京学院大
9石井(27) 4天羽(4) 8西村(8) D森岡(25) 5大本(1) 7佐藤(2) 3中村(23) 6大村(10) 2櫻庭(7)

朝日大
9片野(5) 4田中(2) 7二村(7) 6廣瀬(6) D川地(25)→R川瀬(38) 8野田(4) 3高野(8) 5伊藤(10) 2坂田(29)

(試合経過)
3回表、2死1,2塁から3番西村がタイムリー。中京学院大が先制。1-0
4回裏、2死満塁から7番高野が2点タイムリー。8番伊藤がタイムリー。2死1,3塁から9番坂田がタイムリー。ここでピッチャー交代、竹村。朝日大が4点を取って逆転。4-1
5回裏、1死3塁から4番廣瀬が犠牲フライ。5-1
6回表、1死2,3塁から5番大本が3ランホームラン。5-4
6回裏、2死1,2塁でピッチャー交代、纐纈。1番片野がタイムリー。ここでピッチャー交代、堀下。6-4
朝日大が逃げ切りました。

総評

どちらもチャンスを確実に活かした試合。その中で4回裏の朝日大は2死走者無しから四死球を挟んで4連打。ここで4点取った攻撃がお見事でした。

先発の下里投手はコントロール、テンポが良く、四球は初回に出した1つだけ。ストライク先行の投球が出来ていて、ホームラン以外は危なげなかった。ホームランは変化球が浮いた失投だったようで、もったいないという感じだったようですが、そこからしっかりと気持ちを入れなおした投球はお見事。完投したのもチームにとっては大きいですね。

朝日大は4年生が1人だけの若いチーム。こういう接戦を取って勢いに乗りたいところ。

中京学院大は3回表に2死から3連打で1点。6回表に1死から連打と大本選手の3ランで3点と、続く時は続く打線が持ち味。ただ、ランナーが出ないときはからっきしと淡泊に感じる内容が課題。打線がもう少ししぶとく戦いたいところですね。

投手陣はやや不安を感じる内容でした。4番手の堀下投手が終盤抑えたのは収穫でしたが・・・。
柱になる投手が出てきてほしいですが、この日のように目先を変えながら継投していく戦いになりそうです。

ピックアップ選手

中京学院大 大本 陸 内野手(日本航空山梨 4年)

5番サードで出場。6回に貴重な3ランホームランを放ちました。

中京学院大 西村 颯一郎 外野手(宮崎日大 4年)

3番センターで出場。2安打のマルチ。広角に打つ打撃が光りました。

中京学院大 石井 幸希 外野手(日本航空石川 3年)

1番ライトで出場。ヒットは1本でしたが、肩の強さが光りました。好選手ですね。

朝日大 下里 琉稀 投手(海津明誠 3年)

先発して完投。リーグ戦では初完投だったとのこと。3ランを浴びた場面以外は安定していて危なげない投球でした。四球1つとコントロールが良かった。

朝日大 高野 哲平 内野手(八王子実践 3年)

7番1塁で出場。4回に逆転の2点タイムリーを放ち、3打数1安打1死球。

朝日大 坂田 大 捕手(島田商 2年)

9番捕手で出場。4回に追加点となるタイムリー。リードでも下里投手を上手く引っ張って試合を作りました。

朝日大 下里琉稀 投手 談話

(残り 246文字/全文: 1798文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ