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名古屋工業大-名古屋学院大 1回戦 観戦記(2024年春季愛知大学リーグ2部)

4月6日に東海学園大Gで行われた2部の開幕戦、名古屋工業大-名古屋学院大の1回戦の観戦記です。
大府高校で長年監督を務められた馬場茂監督が、この春名古屋学院大の監督に就任。新たなステージでスタートされた馬場監督がどんな第1歩を記すか、見るために足を運びました。

名工大
0020000|2 H4 E4
045203X|14 H10 E2
名院大
(7回コールド)

名工大
岡田(21)、加藤(65)、林(18)、冨田(17)、此島(23)-柴田
名院大
松山(34)、前島(19)、大森(20)-片岡

投手成績

名工大

岡田侑途(名東 4年) 2回 46球 被安打0 四球3 三振0 失点4(自責点0)

加藤輝行(西条 4年) 2回 53球 被安打7 四球2 三振0 失点7

林壮真 1回 15球 被安打1 四球1 三振1 失点0

冨田晋也(四日市 4年) 2/3 23球 被安打2 四球2 三振0 失点2

此島拓海(岐阜 2年) 1/3 3球 被安打0 四球0 三振0 失点0

名院大

松山海大 4回 65球 被安打3 四球1 三振5 失点2(自責点0)

前橋陽太(宇治山田商 3年) 2回 14球 被安打0 四球0 三振0 失点0

大森雄斗(大府 4年) 1回 14球 被安打1 四球0 三振2 失点0

(出場選手)

名工大
6大須賀(6) 4長濱(29) 7船橋(20) 5神谷(10) 3相木(8) 2柴田(2) D寺田(66)→H渡部(1) 9後藤(42)→H宮内(4) 8玉城(54)

名院大
4坂野(6) 8有吉(51)→H竹林(23)→7 D石橋(5) 9猿渡(10) 7出口(8)→8 5家入(4) 3山岡(2) 6田中(1) 2片岡(9)

(試合経過)

2回裏、無死1,2塁から7番山岡のバントをピッチャーが3塁に投げて送球エラー。その間に2塁ランナーが生還。無死2,3塁から8番田中の強い1ゴロを逸らし記録エラーで2者生還。1死3塁から1番坂野の犠牲フライ。名院大がノーヒットで4点を先制。
3回表、2死満塁から3番船橋の3ゴロエラーで2者生還。4-2
3回裏、ピッチャー交代、加藤。1死満塁から8番田中が2点タイムリー。2死1,2塁から1番坂野が2点タイムリー2ベース。2番有吉もタイムリー2ベース。この回名院大が5点。9-2
4回裏、1死1塁から6番家入がタイムリー2ベース。1死1,3塁から8番田中の遊ゴロをもたつきその間に3塁ランナーが生還。11-2
5回表、ピッチャー交代、前橋。
5回裏、ピッチャー交代、林。
6回裏、ピッチャー交代、冨田。1死満塁から1番坂野が走者一掃の3点タイムリー2ベース。2死2塁でピッチャー交代、此島。14-2
7回表、ピッチャー交代、大森。
名古屋学院大が大勝。馬場監督の大学監督デビューをコールド勝ちで飾りました。

総評

名古屋学院大が大勝。

2回裏に名古屋工業大は岡田投手が四球2つでランナーを溜め、バント処理で3塁へ投げて悪送球。これにタイムリーエラーが重なってノーヒットで4失点。2点差にした3回裏は2番手の加藤投手がつかまり5失点。その後も失点が重なり7回でコールドとなりました。

加藤投手はMAX133kmを投げる等、勢いはあったのですが、これくらいの球速帯の方が私立の大学には合うんでしょうね。どちらにしてもまずは自滅をしないようにしたいですね。

名古屋学院大は3回裏に打線がつながり大量リードに。坂野選手、家入選手と2年生の活躍も光りました。

松山投手は3回にバタバタしましたが、あとは危なげない投球。最後は大府出身の大森投手が締めました。

まだ馬場監督は4月1日に就任されたばかりで練習も4日ほど出ただけとのこと。色が出てくるのはまだまだ先かもしれません。それでも昨年2部Aで優勝したチーム。こうやっていい形で勝っていけばどんどんチームも強くなってきそうです。これからが楽しみですね。

ピックアップ選手

名古屋工業大 大須賀 崇真 内野手(刈谷 4年)

1番ショートで出場。3回表にチーム唯一の長打を放ち、その後ホームに返ってきました。

名古屋工業大 柴田 日向 捕手(宮津 4年)

6番捕手で出場。7回表にヒットを放ち、盗塁を決めていました。1安打1犠打。

名古屋工業大 林 壮真 投手(岐阜北 4年)

3番手でマウンドへ上がり唯一1イニング無失点に抑えました。大きなフォームで投げ込みます。

名古屋学院大 坂野 光輝 内野手(東邦 2年)

1番セカンドで出場。2安打がいずれも2ベース。犠牲フライでの打点も合わせると6打点。打球も左右に飛ばしていましたし、能力の高さを感じる選手でした。

名古屋学院大 家入 丞 内野手(近大附 2年)

6番サードで出場。3安打1四球と全打席で出塁。4度ともホームに返ってきました。2ベース2本でパンチ力もあります。

名古屋学院大 松山 海大 投手(日福大付 3年)

先発して4回を2失点(自責点は0)。130km前後のまっすぐで、やや抑え気味の投球に感じました。スリークォーターで独特の位置から投げるフォームに特徴。

名古屋学院大 馬場茂監督 談話

自らノックを行う馬場茂監督

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