バスケットボール・クラッチ

安齋HC、田臥勇太、ライアン・ロシター、栗原貴宏、渡邉裕規 「2018.10.13富山戦 試合後コメント」

 

栗原貴宏

まだ、チームに100%馴染んでいないかなと思う。手ごたえを感じきれいていないのが現状。でも、それはシーズンが進むにつれて少しずつなくなっていくと思うので、しっかり努力を続けていかなければいけないと思う。

自分が出ていない時間帯に、外から観ていると阿吽の呼吸じゃないけどスムーズにプレーしているので、そういうところを自分も早く慣れていかなければいけないと感じる。シュートを打つタイミングで自分の中で迷いがあったり、川崎では打たないタイミングでも、このチームでは打っていいというタイミングがある。

セットオフェンス以外のフリーランスになった時に、栃木としての形、ここはボールをもらいに行かないで切れた方がいいとか。そういったところがまだ完璧に分かっていない。一人が違う動きになるとほかの選手もどんどんズレてしまう。連動性が大事なので、そこがうまくいかなくてリズムが崩れてしまうことがあるので、そういったところをもうちょっと突き詰めていきたい。

―ディフェンスのコミュニケーションについて。

スイッチが臨機応援という感じ。必ずしもここでスイッチしろということではなくて、その時の、その場面でスイッチした方がいいのか、しない方がいいのかが変わるのがブレックス。そこで僕は付いていこうとしてしまい、でもほかの選手がスイッチっとなって、ちょっとマークマンがかぶってズレができることがまだある。

川崎の時は、あまりスイッチしないで、自分のマークマンにつくという感じのディフェンスだったので、全然違う。でも、そこはやっていく中で徐々に対応できるかなと思っている。

―移籍を決めた気持ちは。

プロになってから移籍という選択肢が芽生えて、いろんな経験をしたいなと思った。移籍してみないと分からないこともあるし、ずっと同じチームにいるとそのチームしか分からないけど、違うチームの考え方やバスケットも知ることで自分にプラスになるんじゃないかなと思った。その中で、ブレックスから話をいただき、行動を起こさないで後悔するのは嫌なので、行動を起こそうと思って移籍した。

―ファンの声援をどう感じたか。

今日も最後の方、残り2分の大事な場面で3点負けぐらいの時に、「どうせ勝つでしょ」という雰囲気があった。僕も東芝時代、あの時間帯で自分たちが勝っていても、ブレックスにひっくり返されたことがあったので、何となくそう感じたのかもしれない。味方としてあの声援を受けている時に、この雰囲気は盛り返すんじゃないかなって思ったら、案の定、いい形で渡邉選手がやってくれて、気持ちいいなと感じた。

アップの時からアドレナリンじゃないけど、ワクワクするような感じがあって、いざ試合が始まったらいいプレーには盛り上がりがすごくて、自分のプレーでもっと会場を沸かせたいという気持ちも出てきた。とにかく、今日、負けていた場面から勝ったというのはあの声援の力だと思うので、これからなん十試合もあるので、すごく楽しみ。

―スタート出場が多いが気持ち的にはどうか。

スタートで出たからどうというのは特に気にしてなくて、出たときには自分のやるべきことをやらなきゃいけないと思っている。その中でもディフェンスは多少手応えは感じている。あとはオフェンスに関して、もうちょっと状況判断を身に着けたい。打つところ、打たないところを明確にしないといけないと思う。

昨日も、後で思えば打つべきじゃなかったなというシュートもあった。逆にいい場面の時は打ち切るようにしたい。どうしてもパスを見てしまうという習慣が今まであったので。そこをしっかり打つべき時には打つようにしていければ良くなってくると思う。あとはシューティングをしっかり打ち込んでいきます!

―ブレックスではどんな役割でやっていきたいか。

チームは激しいディフェンスからブレイクという形なので、まずはディフェンスから。リバウンド、ルーズボールを第一にやって、そうすることでオフェンスも良くなってくると思う。個人的にはキャッチアンドシュートをシーズン中に良くしていきたい。田臥選手も遠藤選手もそうだが、崩してパスできる選手が多いので、そこで得意のコーナーでインサイドアウトとかきっちり決められるようにしたい。

オフェンスは、ボールを持つ機会、ピックアンドロールを使う機会も多少はあるので、状況判断をしっかりやって、そういったところでもチームに貢献していきたい。川崎とは、ディフェンスのシステム、ローテーション、やらせてはいけないことなどが違うが、練習からコミュニケーションを取ってやっていきたい。

―栃木の暮らしは。

子どもが2人いるのと、個人的にあまりごちゃごちゃしていないところが好きなので、のびのびしている。息子も虫が好きなので、夏は一緒に虫取りに行ったりした。庭もあるので、今は庭でちょうちょの幼虫を楽しく観察している(息子が)。バスケットも私生活も充実して過ごせている。

 

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