「2連覇を達成し、昨季とは違う景色を」岸本隆一、桶谷大HCの一問一答@那覇空港 キングスがファイナルの地へ出発
Bリーグ2023-24シーズンのチャンピオンシップ(CS)で勝ち上がり、3シーズン連続でファイナルへの出場権を獲得した西地区2位の琉球ゴールデンキングスは23日午後、ファイナルの舞台である横浜アリーナに向けて沖縄を発った。飛行機に搭乗する前、那覇空港で岸本隆一と桶谷大HCがメディアの取材に応じた。一問一答で紹介する。
西地区3位の広島ドラゴンフライズ(ワイルドカード1位)と対戦する2戦先勝方式のファイナルは、25日正午から第1戦、26日午後1時5分から第2戦を行い、1勝1敗となった場合は最終第3戦を28日午後7時5分から実施する。
岸本「チャレンジャーとして戦いたい」
ーーーCSに入ってからのチームの雰囲気はどうですか?
「雰囲気はすごくいいと思います。僕自身もCSの戦いを経て、より自信がつきました。あとは決勝戦で全力を出すだけです」
ーーー昨シーズン優勝した経験をどう生かしたいですか?
「おそらく広島より自分たちは経験があるかと思いますけど、試合は始まってみないと分からないことばかりです。一瞬も気を抜かず、油断せず、自分たちができることに全力を尽くすことが最終的には優勝につながると思います。経験をしっかり生かして、何が起こってもチームで団結するということが大事だと思います」
ーーー広島の印象はどうですか?
「オールラウンドにプレーできる選手が揃っていて、あんまりポジションの偏りがない。選手たちがどのポジションもこなせて、どこからでも点数を重ねられるチームです。そういう意味では、引き続き自分たちのディフェンスがポイントになると思います。個人的には、昔一緒に戦ったチームメイトもいます。もちろん試合の中では、彼らの好きなようにやらせないディフェンスをしなきゃいけないんですけど、お互いが充実感を持って、決勝戦という舞台を楽しめるようにプレーすることが理想です」
ーーーファンにメッセージをお願いします。
「今シーズンはチームとして浮き沈みがある中、最後まで僕たちのことを信じて、本当にたくさんの方が応援してくれていると思います。その気持ちを形に変えられるように、必ず2連覇を達成し、昨シーズンの優勝とは違った景色を見られるように全力で戦っていきたいなと思います」
ーーーチームとして、CSでどの部分が成長していると感じますか?
「試合の中で言えば、ディフェンスとリバウンドの意識、ルーズボールはレギュラーシーズンに比べて格段に違っていると思います。大きなところで言えば、それぞれ危機感と積極性が共存してる状態だと思います。その意識は引き続き決勝戦も持ちつつ、とにかくアグレッシブにやりたい。自分からも働きかけれたらいいなと思います」
ーーーキングスはbjリーグ時代を通じて連覇の経験がなく、シーズンが始まる前にも連覇の難しさに言及していました。ある程度クリアはできてきましたか?
「いや、まだだと思います。もちろん難しいシーズンではあったんですけど、決勝戦が終わった後に難しいシーズンだったなって思うのか、また違う感情になるのか。それは連覇を達成してみないと分からないので。まだまだ自分たちは何も成し遂げていないので、気持ちだけは持ちつつ、チャレンジャーとして戦っていければと思います」
桶谷HC「統一感を持ってプレーできている」
ーーーファイナルに向けて意気込みを。
「まずファイナルに戻ってこられることができて、本当に嬉しく思っています。それもやっぱり、この沖縄で、沖縄アリーナでキングスのファンに後押しされてこその結果だと思っています。それを胸に横浜でファイナルを戦い、沖縄をもっと元気にできるように、そういう結果をもたらせるように頑張っていきたいと思います」
ーーーCSを勝ち上がってきた今の心境や、昨シーズンまでのファイナルの経験がどう生きるかを教えてください。
「CSの厳しい山を進んでファイナルまで行き、そこを勝ち抜いたからこその自信はあります。決勝で戦う広島は初めてのファイナルなので、経験としては自分たちの方に分があると思います。ただそれも含めて、おごらずに、経験をしっかり自分たちが生かせるように戦いたいです」
ーーー広島の印象はどうですか?
「ビッグマンのフィジカルも強くて、みんな得点力もあります。俊敏性もあるチームなので、簡単には勝てない相手です。特にディフェンスは平均失点が70点台で、さらにここにきて、オフェンスもドウェイン・エバンスを中心にかなり勢いのあるオフェンスをしてきます。自分たちにとってどこが不利になのか、どこが攻められるところなのかの共通認識を持ちたい。良いところを伸ばしながら、みんなでカバーできるようにしたいです」
ーーーファンにメッセージを。
「今までこのシリーズをずっと応援してきてくれたファンの皆さんのために、より沖縄をもっと元気にできるような戦いしていきたいです」
ーーーヘッドコーチから見て、CSに入ってからチームのどこが変化したと感じますか?
「統一感を持ってプレーできているところが、今のチームの強さだと思います。CSは厳しい戦いが続く中で、どれだけ自分たちが我慢しながら、自分たちのやれることをやるかが重要になります。あとはどれだけチームメートを信じられるか。この局面でみんながそれをできているところが、今の強さにつながってると思います」
ーーーご自身がキングスのHCに再就任してから、3シーズン連続でファイナルに進出しました。
「ファイナルにずっと行き続けるのはなかなか難しいし、西地区をずっと優勝し続けることも難しかったです。そんな簡単にはいかない。プロスポーツなので、これから厳しい時もあるとは思います。とはいえ、今こうやって目の前に日本一になるチャンスがある。日本一になることは、自分たちのキャリアに関わることでもあります。そのキャリアが、次のステージでもプラスになると思う。選手もスタッフも、この一瞬のチャンスに懸けていってほしいと思っています
ーーー沖縄と広島という地方のチーム同士がファイナルで当たります。Bリーグの変化を感じますか?。
「そうですね。以前はNBLとbjリーグがあった中で、bjはどちらかというと地方が地域活性を目指す、地域を盛り上げるためにプロチームをつくった。バスケットボールを通じて、その地域が豊かになっていくことは本当に素晴らしいことだなと思います。もちろん勝った負けたはありますが、バスケットが全国に広まるためには地域が盛り上がっていくことがすごく重要です。今回の琉球対広島のファイナルは、これからのバスケット界の歴史に残る試合になるんじゃないかと思います。