Colabo弁護団と日本共産党の娯楽性—Colabo暇空茜[傍流編3]-(松沢呉一)-[無料記事]
「角田由紀子弁護士は「ぱっぷす」の前身であるAPP研の共同代表だった—Colabo×暇空茜[傍流編2]」の続きです。
ギャグを連発する「お笑い弁護団」
娯楽作品を今回も埋め込んでおきます。
角田由紀子弁護士の発言の中に、太田啓子弁護士の指摘を受けて、「今太田さんがですね、説明の中で、これをやっている人はね、娯楽のようにしているんじゃないかと、自分自身がね、そういうことを言われたでしょ」と言っている箇所があります。
そこから AVに展開していってすぐさま抗議されたわけですが、この飛躍っぷりは角田由紀子弁護士だけに見られるのではなくて、この弁護団全体の特性です。事実を正確に把握して、その範囲で議論していく姿勢が感じられません。事実よりも脳内の思い込みを優先です。このことは裁判の過程で一層はっきりするでしょうから、楽しみにしてましょう。
確かに暇空茜のやっていることは娯楽性が高くて、私もしばしば笑ってます。だからと言って「自分自身が」娯楽と認識しているかどうかはわからないですが、娯楽として消費されることを問題とするなら、Colabo側も余すところなく笑いを提供してます。
法に反する点を争うのが仕事のはずの弁護士が「リーガルハラスメントだ」、つまり「これは合法なんだ」と高らかに宣言したのは出来のいいギャグとして多くの人が大爆笑。
訴状が間違いだらけだったのも笑いました。誤字脱字をあげつらって笑うのは品がないですが、訴状でミス連発はまずくないか? 誤字ひとつでも混乱が生じることがありますし、相手にも失礼です。7人弁護士がいてもこのザマ。お付き合いで名を連ねているだけであっても、訴状には目を通すってもんでしょ。この裁判に興味がないので、読んでないんですかね。
「仁藤夢乃を支える会」からシャブ使用容疑の逮捕者を出したのはとくに強烈。少女の保護をしているはずの牧師がその施設内でも注射器を使っていたとされるのは強烈すぎて笑えませんでしたけど、娯楽性は高い。
角田由紀子弁護士は自分らの陣営の滑稽さを直視した方がええんでねえか。
お笑い政党・日本共産党
政党で言えば日本共産党が「お笑い政党」としての地位を高めています。
「共産党と強いつながりがあるColabo代表仁藤夢乃さん」という言い方を最初に見た時は「いやらしいなあ」と思ってしまいました。当初はどちらかに肩入れすることなく動画を観ていて、仁藤夢乃が個人としてどこかで支持を表明したことがあって、それを殊更に大きくクローズアップしているんだとばかり思ったものですから。大きな誤解でした。そんなレベルではなく、密接な関係があるようです。
仁藤夢乃はColaboの代表として政治活動をやり、その中で、選挙を特定して、共産党の候補者への投票依頼をやっていますので、鮮やかに公選法違反です。起訴されるほどのものなのかどうかわからんですが、「いつのどの選挙かを明示し、候補者を特定した上で投票を依頼することは公示前にやってはいけない」と人生のどっかで教わらなかったのか?
以下の共産党議員(都議)の振る舞いをみても、「強いつながり」を推測させます。
原田あきら都議は知り合いですが、これはあかんです。人から聞いてすぐさま相手に質問するのは無礼ですし、このようなミスもやらかします。まずは何を主張しているかくらい自分で確認しましょうよ。確認していたら、こんな墓穴を掘るような真似はしなかったろうに。拙速なことをした結果、「やっぱり公職選挙法違反か」と思わせて終わりました。
私は一連の疑惑を明らかにすることにおいて、共産党は妨害以上の役割は果たせないとすでに思っていますので、引き続き共産党には不様な醜態を晒していいただくことで娯楽の提供をお願いしておきます。
仲間を谷底に突き落とす神原元弁護士
2022年の終わりに彗星の如く登場した「お笑い弁護団」の最新のネタが以下です(最新がいっぱいあるんですけどね)。
暇空茜が出した中川卓弁護士に対する懲戒請求への弁明書に書かれた神原元弁護士の言い分が、暇空茜の怒りに火を点けてしまいました。これをやられた暇空茜はたまったもんじゃないですが、神原弁護士の実力が余すところなく発揮されています。中川卓弁護士だって後ろから蹴られて崖の下に突き落とされたようなもんです。よく中川卓弁護士はこれを提出しましたよね。同じような人間なので、疑問を抱けなかったんですかね。
「ビバノン」読者はご存知のように、私は神原元弁護士とも面識がありますが、「おっぱい募金」騒動をきっかけにして、以降、一切信用してません。その時に神原元弁護士とともに騒いでいたのが太田啓子弁護士です。
神原元弁護士が関わるような社会運動に私は金輪際関わることはありません。ただ、あんな人間でも必要とする人たちがいるし、時には役に立つこともあるんでしょうから、それについてはとやかく言わない方針。Colaboが神原元に依頼したのはお似合いであり、ミスを連発して暇空茜に塩を送っているとしか思えないですから、むしろ祝福します。一蓮托生、おめでとうございます。
続きます。