「エア海外」を根拠にした論は無効—でまかせ連発だけではない石川優実の怖い特性[前編]-(松沢呉一)
石川優実の文章を読んで呆れた
埼玉県営プールでの水着撮影会騒動については、多くの人が批判していますし、すでに大野元裕埼玉県知事は一律中止の撤回を埼玉県公園緑地協会に命じ、同協会は撤回した上で謝罪しています。これが先例になって、他の自治体に広がる前に撤回されたのは不幸中の幸いです。
損害を被った企業や団体、個人は埼玉県と日本共産党埼玉県議会議員団(城下のり子、伊藤はつみ、山﨑すなお)に損害賠償を請求するといいかと思います。請求するのは当然であるとともに、しっかり責任をとらせないと、行政も共産党も反省しない。
しかし、独善の極みである共産党はそんなことでは反省しないので、票を入れないってことで対処するしかないですね。んなこと言っても、共産党支持者は動じないので、ふだん選挙に行かない埼玉県民に、城下のり子、伊藤はつみ、山﨑すなお以外に投票するように働きかけるしかないです、
共産党の議員や、議員ではない共産党員のなかには、全国で3人くらい「埼玉県議会議員の主張はおかしい」と思っている人たちもいるでしょうが、そんなことは言えないですわね。除名されます。
また私は出遅れていて、この上、批判を重ねる必要はないでしょうから、あとは、傍流を批判しておくことにしました。石川優実の言葉です(「有名人呼び捨て法則」適用であり、他意はないです)。
石川優実ニュースレター「for myself」の「自分は水着にならないと価値がないと思っている女の子へ」という文章をお読みください。
石川優実の存在は知ってますが、これまで一度として触れたことはないはずです。文章を読んだのも今回が初めてです。ツッコミどころ満載というより、ツッコミどころだけでできているような文章です。
普遍性があるので、批判しておく意味があるでしょう(普遍的に通用する内容とという意味ではなくて、「よくある堕論」という意味)。
まだエア海外を捏造するのがいるのかと脱力
以下の部分は多数の人が批判しています。
海外では、グラビアのような文化はないと聞きます。なぜないのか、も考える必要があると思います。日本では、昔から当然のようにある中でみんな育ってきました。
当たり前のものを当たり前じゃないかもしれない、と考えることは確かに難しいことです。
エア海外。まだこんなデマを持ち出しますか。「PLAYBOY」や「PENTHOUSE」は日本版も出ていたことを世代的に知らないのはやむを得ないかもしれないですが、中年以上の人に聞けばすぐにわかります。
デマを持ち出さないと成立しない論は無効といつになったら学習するのか。この人は「なぜすぐにバレるでまかせを言ってしまうのか」を考える必要があります。
意図した噓じゃないとしても、事実を知ろうとする姿勢が欠落していることを明らかにしていて。「事実を知り、その事実をもとに意見を言う」という当たり前のことができない人です。「まず事実を集めて、そこから意見を考える」のでなく、「言いたい意見に合わせて、事実を集める」から、必要な事実がない時は捏造してしまうのだと思います。
批判を受けて、実際にどうなのかを改めて自分で調べ、間違っていたことがわかったら、訂正を入れるべきです。
しかし、こういう人ですから、事実をつきつけられても耳と目を塞ぐ。口は塞がず、同じことを繰り返します。
こういう人の問題は今まで繰り返してますので(一例:「脳内海外を信奉する人々—裸の文脈(1)」)、皆様におかれましては、それらに石川優実の名前を入れていただければよろしいかと存じます。
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