松沢呉一のビバノン・ライフ

「クレアの食速報」の的確な批判—でまかせ連発だけではない石川優実の怖い特性[中編]-(松沢呉一)

「エア海外」を根拠にした論は無効—でまかせ連発だけではない石川優実の怖い特性[前編]」の続きです。

 

 

クレアさんの意見に同意

 

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前回確認したように、「調べるのは嫌い」「読むのは嫌い」「事実は嫌い」「すぐにバレる嘘が大好き」が石川優実の特性。

嘘つき体質については他の方々も批判しているので、もういいとして、他の部分にまで踏み込んでいる人は少ないので(私の印象です)、それをやっておくかと思ったのですが、そんなに楽しい作業ではないので、後回しにしているうちに的確な批判が出てました。

 

 

この「クレアの食速報」はだいたい観ています。観てない回はたまたま見逃しているだけ。

クレアさんは話し方がクリアで、論旨もクリア。切れがいいのです。抑揚があるので聴きやすく、声自体に安定感があって、「ながら」で聴いていても内容が頭に入ってきます。

話し方にせよ、論旨にせよ、声にせよ、仁藤夢乃の対極です。好き嫌いの問題ですから、仁藤夢乃の話し方が好きな人は記録的に不人気のColabo公式チャンネルに登録してやれよ。

これについては クレアさんもサブチャンネルで取り上げてます。

 

 

こうも人気がないのは、思想的立場、党派的立場、人脈的立場から、Colaboを表向き支持しているフリをしている人たちが多いことやColabo支持者は結論ありきなので、仁藤夢乃の主張や反対派の主張を検討をしない人たちが多いことを示唆しています。両者を検討しているのはColaboを批判している人たち。両者を検討しているからColaboに批判的になると言うべきか。

ということもありつつ、「仁藤夢乃のしゃべりは聞きづらい」と感じている支持者が多いのでは? 気持ちは重々理解できます。

仁藤夢乃の言葉は「あんまり心に残らない。右から左へ、みたいなところがある」と8万人以上登録者がいるクレアさんも言ってます。

といったように、チャンネル・タイトルの「食速報」は初期の設定で、今はいわゆる時事系YouTuberであり、クレアさんはColabo周辺のネタもよく取り上げてます。

 

 

石川優実は「私の体験は私の体験でしかない」ということがわかっていない

 

vivanon_sentence今回、クレアさんが石川優実の「自分は水着にならないと価値がないと思っている女の子へ」について指摘している点はほぼすべて同意できました。

とくに「そうそう」と思ったのは石川優実が水着の仕事が辛かったとくどくど述べていることに対して、クレアさんは「あなたの中ではな、ってことに過ぎない」と喝破している点です。

石川優実は「私の体験は私の体験でしかない」ということがわかっていないのです。自他を区別できない人です。「自他を区別できない人」はしばしば「依存的な性格」だと私は感じていますが、石川優実がどうなのかは知らん。

一方で、こうも書いてます。

 

このレターは、「私は水着になりたくてなっている、自分で主体的に選んで自ら水着になることを望んでいる」という女性に対しては書いていません。そうではなくて、「本当は水着になりたくないけれど、水着にならないと仕事がないから水着の仕事もしている」という女性に書いています。

 

私は水着になりたくてなっている、自分で主体的に選んで自ら水着になることを望んでいる」という女性がいることを彼女はわかっているのに、それを一律に否定しているとしか思えないのがこの文章です。

 

 

 

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