世界の聴覚が変化しつつある—日本食ブームとその本質[余談編]-(松沢呉一)
「日本食ブームとその本質」の余談編です。
たこ焼きとえび焼き
たこ焼きも着々海外進出を果たしています。
たまに観ているTAKOYAKI BROS.の最新動画。
時々訪れる日本通以外にはほとんど知られていないメキシコでもたこ焼きは人気。
スペインとポルトガルはたこを食べますから、メキシコでも食べるようで、気持ち悪がる人はいないですが、あんまり好きではない人はいるようです。TAKOYAKI BROS.も最初はたこだけでしたが、客層を広げ、自分らの特色を出すためにえび焼き(中身がえびのボール)との2本立てになり、どちらかといえばえびの方が人気。
前に、モダンフリークスの福田君やにせぽよと実験したところでは、たこに比べて、エビは存在感が薄くて、私としてはポイントが低い。その時のエビの質がよくなかった可能性もありますが
ウクライナのたこ部隊・クラーケン
たこを食べない国が多いのは見た目の気持ち悪さのためで、悪魔の魚とも言われているわけですが、それだけに怪物としての人気はあって、ウクライナの特殊部隊のひとつに、クラーケン(Kraken)という部隊があり、これはノルウェーの海に住む伝説上の怪物で、巨大なたこです。
部隊のマークもたこです。
クラーケンは、現在、ウクライナ情報総局に属する正規軍となってますが、もとはアゾフ連隊を退役した人物が創設した私兵です。そのため、ロシアがウクライナ軍はネオナチであるとのプロパガンダの格好の標的になっています。ネオナチと言えるかどうかは置くとして、アゾフ連隊の流れを汲んで、極右思想の持ち主が多いのは事実のようです、
クラーケンは以下の「デイリー・メール」によくまとめられています。
サムネイルにもたこの足。
ロシア兵の捕虜を虐殺した動画はクラーケンによるものだとの説もあり。
(残り 1142文字/全文: 2072文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ