ポリコレが行き着く先—マクドナルドのウェブCM炎上問題[前編]-(松沢呉一)
更新を休みがちな理由
昨日は更新できませんでした。このところ、週に1回程度、更新しない日があります。以前は、翌日に2本出すことで穴埋めしていたのですが、それもできなくなってます。
フランスの買春者処罰について調べるのに時間を取られすぎたのも一因で、それが終わったら、今度は体調を崩してしまいました。始まりは先々週のこと、やたらと咳が出て、熱っぽい。風邪の前兆か。風邪薬を飲んで寝たら、1日で復調。ところが、翌週、咳と鼻水が始まりました。また薬を飲んで寝たら、2日で復調。ぶり返したというより、治ってなかったのでしょう。
今度こそ完治と思ったら、一昨日からくしゃみ、咳、鼻水、発熱。バイト中に意識が遠ざかり、湯を抜いた浴槽で寝てしまいました。15分かそこらですが、少し楽になりました。今も閉店後の銭湯では36度前後ありますが、外に出ると肌寒く、自分の汗が冷たい。おそらくこの寒暖差が風邪の原因です。
今現在、なお風邪のピークのため、明日も更新なしかもしれない。こういう事情なので、ご理解ください。
今日は昨日から書き始めったものを完成させてまた寝ます。
マクドナルド・ジャパンのウェブCMが米国で炎上
マクドナルド・ジャパンのウェブCMが話題です。
特別じゃない、しあわせな時間。 pic.twitter.com/P7Og6hbMsx
— マクドナルド (@McDonaldsJapan) September 20, 2023
コメント欄を見るとわかりますが、一部、他言語に飛び火しつつ、話題になっているのはもっぱら米国です。
コメントが多すぎてチェックしきれないですが、その多くは肯定的評価です。肯定とは言い切れないものはパロディであり、はっきり否定しているものを探すのは困難です。この騒動はしばしば炎上と表現されていますが、今現在の状態は炎上とは言い難い。礼賛の嵐。
どういう経緯でこうなったのかは、以下がわかりやすい。ゲーマー向けのニュースサイトです。
2023年9月23日付「nicheGAMER」
マクドナルド・ジャパンのウェブCMが公開されたのは9月20日。その3日後の記事ですので、始まりがよくわかりますし、ツイートが多数挙げられているので、今となっては探すのが難しい批判も確認できます。
児童性愛者? 人種差別者? トランスフォビア?
このCMは、日本では好意的な評価をされていたのに対して、米国のポリコレ派が批判(というより難癖)を即日開始。「保守的な家庭を肯定するプロパガンダだ」「黒人もゲイも存在しない」「白人至上主義」といった具合。
日本で言えばVtuberのアバターがミニスカートでヘソを出しているから性的アピールだと難癖をつける連中と同じで、事実関係の確認さえせずに、他者を否定したいとの欲望が先行してます。
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