松沢呉一のビバノン・ライフ

宝鐘マリン/がうるぐらの新曲「SHINKIRO」—VTuberのマーケットを拡大する音楽群-(松沢呉一)

ジャニーズ事務所のマネージメントとVTuberのマネージメント」として書き始めたのですが、契約の話まで行きつけなかったので、独立させました。

 

 

宝鐘マリン/がうるぐら「SHINKIRO

 

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公開されたばかりの宝鐘マリンがうるぐらの新譜。

 

 

もろシティ・ポップ。出だしは松原みき「真夜中のドア〜Stay With Meを彷彿とさせます。1979年、私はパンク、ニューウェイブばっかり聴いてましたが、この曲のサビは好きでした。

青空バックの家に三角や四角を散りばめれば鈴木英人。散りばめなくても、わたせせいぞう。湾岸沿いを走る車など、他にもいっぱいオマージュがありそうですが、そっち方面は詳しくないので、詳しい人に任せた。

「宝鐘マリン」の「昭和歌謡祭」でライブを披露したあと、MVは深夜0時の公開だったのに、15時現在80万再生回数、「いいね」が12万、コメントが5,600。海外のYouTuberが次々と取り上げています。

コメントは圧倒的に英語、残りは日本語と繁体字の中国語。つまりは台湾。City-popと書いている人が多くて、シティ・ポップの海外人気はすごいものがあります。

当時の曲がリバイバル・ヒットしたり、カバーしたりするのはいいとして、そのブームにモロに乗っかるのはミュージシャンとしては抵抗がありましょうが、歌が専門というわけではないVTuberは抵抗なし。シティ・ポップを含めた昭和歌謡を得意とする宝鐘マリンが歌うのは流れとしては無理がないですし、かわいい女子に発情する設定もふだん通り。

では、「昭和歌謡祭」もお楽しみください。

 

 

天音かなたの演歌はイケますし、MCの白上フブキがメチャオモロい。

 

 

星街すいせいに続いて「THE FIRST TAKE」に出るのは誰か

 

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私がこうもVTuberにハマったきっかけの大きなひとつは星街すいせいが「THE FIRST TAKE」に出たことにありました。

あの当時、「どうしてあんなのを出すんだ」と言っている人たちもいました。VTuberを憎悪して難癖をつけて、女の仕事を奪う活動をしている全国フェミニスト議員連盟の人たちかもしれません。

あれ以降もVTuberの快進撃は止まらず、認知度も人気も上昇し続けていますから、そろそろ「THE FIRST TAKE」にまたVTuberが出てもいい頃です。

次は森カリオペで決まりでしょう。ただ、死神界のラッパーらしく不吉な歌詞、粗暴な歌詞が多いので、今度はそこに難癖をつけられそうです。「東京観光大使があんな歌詞を歌って乳を揺らしていいのか」とかなんとか言いそう。

その次は、常闇トワをプッシュしたい。私は彼女の歌が好きってことですが、星街すいせい、森カリオペ、常闇トワを出しておくと、VTuberの幅の広さを見せられます。これ以降はなんでもよし。

 

 

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