ヤマガタ野球通信

準決勝展望01/鶴岡東VS日大山形 〜高校野球・春季山形県大会〜

■昨秋、決勝カードの再現

準決勝の第一試合は昨秋決勝戦の再戦。秋は鶴岡東が7対2で勝利した。ただ、その際は両者ともに東北大会出場を決めていたこともあり、先発投手はともにエースではなかった。試合は序盤から効果的に加点し、1年生(当時)右腕の梅澤一輝も好投した鶴岡東の快勝だったが、果たして今回はどうなるか?

打力はスケールとパワーで日大山形がややリードか。特に4番を打つ遠藤海星は選球眼も良くなり、甘いボールを見逃さず長打にする力がアップしている印象。さらに昨夏に故障で戦線離脱、秋も棒に振った主将でセカンドを守る3番・笹大夏の復帰が大きい。打撃では既に本塁打を放つなど存在感を放っている。
ただ、鶴岡東の攻撃力も侮れない。4番を打つのはU18日本代表候補にも選出された左腕エース・櫻井椿稀。打力も優れておりコンタクト能力、長打力はともに高い。秋は粗さが目立った日下心も安定感を増してきた。他の打者も対応力に優れ、ソツのなく得点を重ねてくる。総合力では両者互角と言っていい。

となると、カギになってくるのは投手だ。

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