[愛B Café]AICHI BASKETBALL CAFE

【FE名古屋】#13中村浩陸 選手「60試合出場することにこだわりたい」

―2023-24シーズンを振り返って

最初はけが人が多く、常に誰かがいない時期が長かったので、あまりチームになれていなかったのですが、誰かがいなくてもカバーしあうことでチームとして戦っていけることが分かってきて、それが少しずつ自信につながっていきました。(エヴァンス)ルークがいない中でも周りの選手がチームに足りない部分を補うことができて、ルークが戻ってきた時によりパワーアップすることができました。1シーズン通じてチャンピオンシップ(CS)争いにも加われるいいチームになれた手応えがありました。

個人としてはケガで終わってしまい、納得のいくシーズンではありませんでした。

 

―目標としていたCSまであと一歩でした。足りなかったものは?

チームとして経験が足りなかったと思います。特に前半戦は1点を争う試合を勝ちきれなかったり、勝たなければいけないチームに連敗してしまったりすることが多くありました。負けるにしても連敗はしない、勝たなくちゃいけない試合でしっかりと2つ勝ち切るというような、小さいことの積み重ねでCSに行けたのではないかと思います。

ただ、上位チームとも競った試合はできていたので、そこは自信をして、一つ一つのプレーのクオリティを追求していきたいです。

 

―昨シーズンは広島ドラゴンフライズがリーグ優勝を果たしました。弟の拓人さんが優勝の立役者になったことに刺激を受けたのではないですか。

CS(の広島の試合)は全部観にいきました。ファイナルも横浜で観ました。会場の雰囲気が素晴らしくて、「ここでプレーしたいな」を思いましたし、拓人が試合に出てチームを勝たせている姿を観て、自分も頑張らないといけないなと刺激を受けました。

CSはレギュラーシーズンと強度が全然違って、なんかバスケじゃないというか…。それこそラグビーのような、強度の高さを感じました。おそらく選手たちもシーズンのラストということもあって、自分の持っているものを全てぶつけていたのだと思います。17点とか、どれだけ点差が開いても追い上げてシーソーゲームに持ち込んだり、レギュラーシーズンから一段階も二段階もチームとしてのレベルが上がっているなと、どの試合を観ても感じました。自分たちも今シーズンはそこを目指していかなければいけません。

  

―今オフに取り組んだことは?

チームの中でも年齢が上になってきているので、色々な人を見て、声をかけていくことを意識し始めました。ポイントガード(PG)というポジション柄、そういうことが大事だと以前からわかってはいたのですが、なかなかみんなを見るということができていなかったので、今シーズンはそこに取り組んでいきます。

 

ー選手が大きく入れ替わりましたが、今シーズンはどんなバスケになりそうでしょうか。

HCが変わっていないので、昨シーズンまでとそれほど変わらない、しっかりと守って、速い展開のバスケになると思います。選手の移籍は毎年起こり得ることですし、誰かがいないからということではなく、今シーズンは今シーズンの色がある。チームのよい部分を早く見つけて、そこをしっかりと武器にしていきたいです。

 

―チームの雰囲気はいかがですか?

若い選手が多くなったんですけど、僕と(杉本)天昇がうるさすぎるので、あまり変わらないというか。賑やかです(笑)。

 

―同じPGにベテランの並里成選手が加入しました。

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