愛知野球通信+

日福大付-中京大中京 観戦記(2024年春季愛知県大会)

4月28日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた第2試合、日福大付-中京大中京の観戦記です。
日福大付がベスト8の中で唯一見れていないチームだったので、この試合を観戦しました。

日福大付
000000000|0 H4 E1
22000000X|4 H7 E0
中京大中京

日福大付
澤田(1)-大脇

中京大中京
佐藤(10)、沖(18)-杉浦

投手成績

日福大付
澤田正吾 8回 108球 被安打7 四球3(1) 三振0 失点4

中京大中京
佐藤爽楽 5回2/3 66球 被安打3 四球1 三振6 失点0

沖悠人 3回1/3 38球 被安打1 四球0 三振4 失点0

(出場選手)

日福大付
3𠮷川(5) 6杉浦 7浅野 9竹内 8光本 5田中(14) 2大脇 1澤田 4六川

中京大中京
3仲(13) 5岡部 8山田 2杉浦 4神谷 7羽尻→6寺島(6) 6加藤(14)→H村上(17)→R北(19)→7 1佐藤(10)→1沖(18) 9松山

(試合経過)

1回裏、1死満塁から5番神谷が粘って押し出し四球。6番羽尻が犠牲フライ。中京大中京が2点を先制。2-0
2回裏、2死1,2塁から3番山田の高く上がったライトフライをライトが見失い、ラッキーな形で2点タイムリー2ベースに。4-0
6回表、2死1,3塁でピッチャー交代、沖。ここは3番浅野を三飛に抑えピンチを脱します。
中京大中京が勝ってベスト4進出を決めました。

総評

日福大の澤田投手は初めて見ましたが、130km前後の球を投げて、緩急も使える好左腕でした。

初回に自分のエラーもあってピンチが拡大し、満塁から押し出し四球と犠牲フライで2失点。2回はライトがボールを見失い2失点。これは不運。ただ、そこから3回以降失点をしなかったのは大きな収穫。ボールに力があるし、緩急でずらせられる。どんどん打たせて取れたのは大きいですね。

打線は序盤で失点をしていたので、やれることが限られてしまった印象。先頭バッターも9回表に初めて出せた形でしたし。ただ、シードを獲得できましたし、力があるのは分かるチームでした。夏までにさらに上昇して迎えたいですね。

中京大中京は佐藤投手が初先発。初回は緊張も見られましたが、三振ゲッツーで抑えてからはリズムも良くなり中盤まで好投。6回表に2死1,3塁のピンチとなったところで沖投手にスイッチして後続を断ち、危なげない試合運びとなりました。

沖投手はマイガンで141kmをマーク。ボールに力があって将来楽しみな投手。

打つ方は山田選手が木のバットで打ちましたが、最後のレフトライナーはいい感じでしたが、やや力みも見られた打席が多かった。

打線ももうちょっと強い打球が見たかったですが・・・。打線に怖さがないのは気になります。

ピックアップ選手

日福大付 澤田 正吾 投手(3年)

先発して2回にはやや不運な失点もあって2イニングで4失点。ただ、そこからの投球はお見事で、自信となりそうな内容でした。MAX133km。左で上手く緩急も使える投手。好左腕でした。

日福大付 杉浦 伯和 内野手(3年)

2番ショートで出場。1安打1四球と出塁してチャンスメイク。守備でも安定していました。

中京大中京 沖 悠人 投手(3年)

6回表に2死1,3塁でマウンドへ。しっかりとまっすぐで押して三飛にとると、それ以降は1安打無失点の好投。まっすぐは141kmもマーク。常時130中盤から後半の球速も出ていて、スライダーとのコンビネーションで抑え込みました。大学とかで化けそうな投手。

中京大中京 佐藤 爽楽 投手(2年)

先発して5回までは1安打ピッチング。小柄で130km前後くらいのまっすぐですが切れがあるタイプでストライク先行の投球はお見事でした。

中京大中京 岡部 純陽 内野手(2年)

2番サードで出場。2安打のマルチ。2年生で2番を打ってしっかりと結果を出していました。

中京大中京 仲 健太郎 内野手(3年)

1番ファーストで出場。初回に先頭でヒットを放ち、チームに勢いをもたらせました。2安打のマルチ。

両チームの監督談話、佐藤投手(中京大中京)、沖投手(中京大中京)談話
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