東海学園大-同朋大 1回戦 観戦記(2024年春季愛知大学リーグ2部)
5月4日に東海学園大Gで行われた第2試合、東海学園大-同朋大の1回戦の観戦記です。
2部Bで愛産大と首位に並んでいる東海学園大。やはり負けられない試合でエースの高橋投手の投球に注目して観戦しました。
東学大
002010500|8 H10 E2
000001201|4 H10 E0
同朋大
東学大
高橋(18)、野中(33)-大洞
同朋大
中村(11)、高山(15)、糸数(16)、植田(17)、大村(19)-仲井
投手成績
東学大
高橋一壮 8回 124球 被安打8 四死球3 三振9 失点3(自責点1)
野中陸登(美濃加茂 3年) 1回 27球 被安打2 四球1 三振2 失点1
同朋大
中村友哉(誉 4年) 3回 69球 被安打5 四死球2 三振2 失点2
高山雅史(東大阪大柏原 1年) 1回2/3 37球 被安打2 四球1 三振1 失点1
糸数紘大(コザ 1年) 1回1/3 23球 被安打0 四球1 三振1 失点1
植田海音(石見智翠館 4年) 0/3 10球 被安打1 四球1 三振0 失点2
大村悠雅 3回 66球 被安打2 四球3 三振2 失点2
(出場選手)
東学大
9藤森(26) 7横道(9) 8清水(1) 5安並(25) 4友田(10) 6榊原(8) 3瀬尾(7) 2大洞(22) D松村(14)→H加納(3)→D→R佐野(4)→H辻(38)→R小倉(2)
同朋大
8若藤(1) 7内藤(20) 3宮原(14) 5志波(28) D伊藤(29)→H中谷(10)→H関戸(6)→D 9楠本(23) 2仲井(22) 6鈴木(25)→H杉浦(27)→6一居(9)→H高田(3)→6 4牧野(4)→H高橋(7)→4藤谷(5)→H泉(13)→R佐藤(8)
(試合経過)
3回表、2死1,3塁から4番安並、5番友田が連続タイムリー。東海学園大が2点を先制。2-0
4回表、ピッチャー交代、高山。
5回表、1死2,3塁から4番安並が上手く叩いて2ゴロの間に1点。ここでピッチャー交代、糸数。3-0
6回裏、無死満塁から代打関戸のゲッツーの間に1点。3-1
7回表、無死1塁でピッチャー交代、植田。無死満塁でピッチャー交代、大村。1死満塁から4番安並が押し出し四球。5番友田がレフトポールを巻く満塁ホームラン。一気にコールド圏内に。8-1
7回裏、2死2塁から1番若藤のレフトへのやや難しい飛球をレフトの横道が取れず、記録はタイムリーエラー。更に2死1,2塁から3番宮原のタイムリー。2点を返しコールドを回避。8-3
9回裏、1死2塁から2番内藤がタイムリー。尚も2死2,3塁まで攻めるも反撃はここまで。8-4で東海学園大が先勝。
総評
東海学園大はエースの高橋投手を立てて、絶対に負けられない試合。そういう意味では理想的な展開でしたし、7回で勝ち切っていれば、言うことない試合だったのですが・・・。野球はそう簡単じゃないという典型の試合でした。
高橋投手は序盤から結構ヒットを打たれて、ランナーを背負う場面が多かった。三者凡退は8回までで2イニングだけ。球数はそんなに多かったわけではないのですが、簡単に終われるイニングが少なかった分、最後にばてた印象でした。140km前半のスピードはコンスタントに記録。MAXは143kmで終盤にもマークしていたので、要所で力を入れる投球は出来ていたのですが・・・。自責点は1ですし、試合を作るところはさすがでした。
7回裏のレフトの横道選手のプレーは・・・。やや難しい飛球でしたし、記録はエラーでしたが、ヒットでもいいような打球でしたし。まぁ捕れば終わっていたので捕ってほしかったですが、仕方ないですね。打つ方では5打数5安打と素晴らしい打撃と足で貢献。
東学大としてはベストメンバーを組めているわけではないそうですが、点の取り方は良かったですし、プラスにして今後に活かしたいですね。
同朋大はスタメンに5人1年生が並ぶ若い打線。それでも4番に座る1年生の志波選手が3安打を放つなど打線は活発でした。
投手陣がちょっと苦しかったですが・・・。最後に投げた大村投手はボールに力がありました。
今季は苦しんでいますが、野手が育ってくると面白いチームになりそうです。
ピックアップ選手
東海学園大 高橋 一壮 投手(愛産大三河 4年)
先発して8回を3失点。ヒットは8本打たれたものの要所は締めていましたし、7回もレフトが捕れていたら試合は終わっていたので、能力はしっかりと出した印象。測った範囲でMAXは143kmでしたが、余力を残しながらの投球に感じました。2部では抜けた存在だな、と改めて感じる投手です。
東海学園大 友田 雄貴 内野手(浦和学院 4年)
5番セカンドで出場。2安打のマルチで何と言っても満塁ホームランが大きかった。甘く来たまっすぐを捉えてレフトポールを巻く。タイムリーを含めて5打点と主将の活躍が光りました。
東海学園大 横道 大輝 外野手(至学館 3年)
2番レフトで出場。5打数5安打と素晴らしい活躍。1塁駆け抜けが3.91秒と速く、内野安打も3本。盗塁も2つ決めました。
東海学園大 安並 蒼悟 内野手(至学館 2年)
4番サードで出場。タイムリーは1本ですが、四球が3つ。叩きのような内野ゴロの間、押し出しも含めて3打点と勝負強さが光りました。
同朋大 志波 楓憐 内野手(南部 1年)
4番サードで出場。1年生ながら4番を任され3安打1死球と活躍。広角に打てますしバットコントロールの良さを感じる選手。今後が楽しみですね。
同朋大 仲井 航晟 捕手(加古川西 2年)
7番捕手で出場。ヒットは1本ながら凡退の当たりも良かったですし、肩がかなりの強肩。セカンドまでまっすぐに伸びていく送球は目を見張ります。
同朋大 内藤 大晴 外野手(豊川 1年)
2番レフトで出場。2安打のマルチで長打も打てる。振れる選手ですね。
同朋大 大村 悠雅 投手(都城 2年)
5番手でマウンドへ。満塁ホームランは浴びたものの、それ以降は強い球を投げて抑える。130km後半のまっすぐを投げていました。
東海学園大 鈴木保 監督 談話
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