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アルバルク東京対長崎ヴェルカ試合コメント情報<天皇杯>

©ALVARK TOKYO

 

12月13日、天皇杯3次ラウンド アルバルク東京対長崎ヴェルカ

<試合結果>
アルバルク東京 79 – 87 長崎ヴェルカ

試合後の両チームのHC,テーブス選手、馬場選手のコメントは以下の通り

<アルバルク東京>

・アドマイティスHC

「本当に悔しい、痛い負けです。長崎さんは早いペースでプレーするチームです。(1試合平均で)ファーストブレイクやトランジションポイントで、21点ほどとっているのですが、今日の試合だと28点ほど与えてしまいました。

それから、(長崎には)個々の選手が1対1でスコアする能力がある選手がいますが、1対1(のシチュエーションから)50点くらい点数をとられたイメージがあります。その中でも、第1Qの最初のポゼッションで3Pを与えてしまい、スポットアップの3Pを5本ほど決められたと思います。長崎さんの得意とするプレーを抑えられなかったことが、今日の敗因だと思います」

――3Qの序盤で相手に10点連続の得点を許してしまった原因は?

「オフェンスの状況判断が乱れてしまいました。その中で、ターンオーバーから、10点から12点くらい、簡単なレイアップに繋げられてしまいました。それから、我々の反省点としましては、オフェンスリバウンドで3人から4人も(ゴール下に取りに)入ってしまうことがありました。(相手の速攻に対応する)セーフティ(なポジションにいる選手)が、1人しかいないケースもあって、相手のレイアップにつながってしまったと思います」

・テーブス選手

――3Qの思わぬブレーキについては?

「相手が前からプレッシャーをかけてきて、簡単にセットオフェンスに入れない時間帯が続いていたので……。(修正点は)細かいところですね。あとはシンプルに、オープンシュートがなかなか入らなかったというのが、正直…(苦しかった)。僕もそうですし、安藤選手、メインデル選手もシュートに関して不調だったと言うところはあるので。ただ、オープンシュートなクリエイトできていたので、決め切りたいところです」

――今シーズンのアルバルクはスタメンも大きく変わりましたが、シーズンの中盤戦にさしかかるあたりで、最新型のアルバルク対策を少しずつ見出してきたために、最近は少し苦しんでいるところもあるのでは?

「そうですね。(シーズンの)出だしはやはり、勝率を見ての通り、めちゃくちゃ良かったですし。特に、ディフェンスからのバスケットができていました。ただ、やはり、CSで優勝できるチームになるまでには、絶対にこういう大変な時期と言うが来るので。今はまさにそれかなと思います。これを、チームとしてどう乗り越えるかというのが、次のステップに行けるかどうかだと思います」

――そこではブレックスの経験が活きそうですか?

「(2シーズン前にブレックスで優勝したときは)ワイルドカードで入って、誰も優勝するとは思っていなかったと思いますし。ただ、シーズンの波が多かったぶん、苦しいときにどう乗り越えるかというのが、すごく、明確にできていたチームだと思うので。今、自分は(アルバルクで)こういうポジションに入るので、チャレンジ精神を持ちながら、『田臥さんだったらどうしていたんだろう』とか、『(鵤)誠司さんだったらどうしていたんだろう』とか、色々と、過去の経験を、活かしながらやっています。どんどん成長していて、チームを勝たせられるようなPGになりたいなと思っています」

<長崎ヴェルカ>

・前田HC

「今日、選手には話したんですけど、今シーズンのスローガンは「THIS IS “VELCA”」です。『ヴェルカというのがどういうチームなのかを、日本中に見せていこう』という話をしていて。もちろん、試合に勝つことができたとこともそうですけど、我々ヴェルカがどういったチームなのかをお見せすることができたことのは、非常に嬉しく思っています。

また私はB3の(クラブ)創設の時からいるんですけど、『いつか絶対にB1でもトップチームになりたい』という想いで1年目からずっとやってきました。そういったなかで、今日、アルバルクさんに勝つことができたと言うのは、本当に嬉しく思っています。

ただ、週末に、もう一回(リーグ戦で)アルバルクさんと、やることになるので。彼らは、本当に目の色を変えてやってくれと思っています。今度は長崎で(試合を)やるので、長崎の舞台でそんなこと(*相手に勝利をプレゼントすること)はさせたくないです」

――ヴェルカスタイルを体現してくれたというのは?

「そこにはまず、我々のヴェルカスタイルがまだ浸透していないなと思っています。

我々には「HAS IT!」と呼ばれるヴェルカスタイルというのがあります。

HがHARD(一生懸命)。
AがAGGRESIVE(激しく積極的)。
SがSPEEDY(速い)。
IがINNOVATIVE(革新的)。
TがTOGETHER(一体感)。
です。

これをずっと掲げてやってきました。どんな時でも、そのスタイルというのをずっとやり続けてくれたなと思っています。試合を通して40分間我々のスタイルは、出続けていたのかと思っています」

――この試合のターニングポイントは?

「良い時も、悪い時も、我々のスタイルは何かということを、みんなが理解してやり続けたことが全てだったかなと思っています。連続得点した時もそうですし、逆に、連続得点できなかったときも、我々がどういったオフェンスをしたいのか(を体現していた)ところもそうです。どういったディフェンスをしたいのかというところでも、今日、集中力を切らさず、ずっとやり続けることができたと思っています」

・馬場選手

――古巣との対戦でしたが?

「僕にとってはホームゲームでしたね。正直(笑)

フリースローの時の相手のブーイングも少し小さかったように……、正直、ヴェルカさんをのぞいて、日本のリーグだとアルバルクさんにしか所属していないので、最初はすごく違和感がありましたけど、(アルバルクは)対戦してみて、改めてすごいチームだなと思いました。組織的にも、バスケのレベル的にも」

――立飛アリーナに来て懐かしさを感じたりは?

「すごい違和感が…。今まではホームのベンチに座っていたのに、アウェイのビジターの席に座って、そこからアップして、試合に臨んでいくと言う形で。すごく違和感がありましたけど楽しかったです、正直」

――入団会見の時に目標を「B1優勝」と書きましたが、天皇杯ではどういう成績を残したいですか

「僕は日本でプレーしたのが2シーズンだけでしたけど、天皇杯のタイトルを取ったことがないので、まぁそういった意味では、取れたら面白いかなというのと。もちろん、リーグ戦で優勝することというのが1番の目標だと思うので、(そのうえで天皇杯も)取れたらいいなと言うふうに思っています」

――ご自身の中で「HAS IT!」というスローガンはどれくらい浸透していますか?

「僕のスタイルが、そもそも『HAS IT!』だなと思っていて。そこに合わせていくのではなくて、僕のプレイスタイル、バスケットボールに対する考え方、人に対する考え方が、『HAS IT!』だなと思うので。そのスタイルに、僕自身もかなり自信を持っていたので。すごく良いスローガンだなと思います」

※追加:この試合のレポートは

こちら

この試合のスタッツは以下の通りです(*速報スタッツなどで一部、試合後のデータと異なる場合がありますがご了承ください)

d51f7fe09bcffd22c57f0aea82e23d83.pdf

*スタッツの読み方*

縦の軸:「1Q」は1Qだけのスタッツ、「2Q」は2Qだけのスタッツです。

「HT」というのはHT突入時の総スタッツ。「3Qまで」は3Q終了時のスタッツ、「最終」は試合終了時のスタッツです。

横の軸:左から2Pシュートの成功数、試投数、成功率。3Pシュートの成功数、試投数、成功率。FT(フリースロー)成功数、試投数、成功率。

「OR」は「オフェンスリバウンド数」、「R」は「トータルのリバウンド数」。「AS」は「アシスト数」。「TOV」は「ターンオーバー数」。「ST」は「スティール」数。

数字に黄色い背景がかかっているもの:通常と比べて多かったり、高かったりするもの。

赤い字で書かれているもの:通常と比べて少なかったり、低かったりするもの。

太字で書かれているもの:上記2種類のうち、著しい値のとき。

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