松沢呉一のビバノン・ライフ

ロシア人YouTuberにはモスクワ出身者がほとんどいない理由—ロシア人YouTuberの人気[3]-(松沢呉一)

永住権と帰化/国と民族—ロシア人YouTuberの人気[2]」の続きです。

 

 

 

南ロシア・クラスノダール出身のアリョーナ

 

vivanon_sentenceロシア人のYouTuberたちは事務所が同じだったりして、横のつながりが強く、よくコラボをしています。

 

 

これはあしや安涼奈(アリョーナ)とのコラボ。

アリョーナは南ロシアのクラスノダール出身。高校卒業後、国立サンクトペテルブルグ大学に進み、2014年、東大に入学。2019年卒業。才媛です。

彼女はかなりはっきりとロシアでは報道の自由がないことや選挙も信用できないことを批判していますし、ロシアのウクライナ侵攻も批判しています。

彼女はモルドバ人とウクライナ人とポーランド人が混じっていて、民族的にはロシア人ではないらしいい。

 

 

イルクーツク州出身のティナ

 

vivanon_sentenceティナさんもよくこの辺の人たちとコラボしていますし、彼女はロシア人に限らず、日本にいる外国人たちをゲストに呼んで話を聞いています。

 

 

 

 

大学を卒業したため、ほとんど今は画面に出てないですが、同棲している日本人男性とチャンネルをやっています。ティナさんは仕事上は問題がないみたいで、早稲田大学卒業後も顔出し。

ティナさんは南部シベリアのイルクーツク州アンガルスク出身。これまた私は聞いたことのない地名。

 

 

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