アホンダラ対策を考える—ジャニーズ時代の終焉と新時代の幕開け[2]-(松沢呉一)
「しぐれうい(9さい)の「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」の虚構性は大空警察と同じ—ジャニーズ時代の終焉と新時代の幕開け[1]」の続きです。
しぐれういの面白さに目覚めました
ハマスとイスラエルが戦争状態になって、あっという間に死者1,600人に達し、積年の対立がありますから、ほっとくと他国も参戦しかねず、目が離せないです。
と言いながらも昨日は目を離して 「hololive English Council and IRyS Special 3D Collab!」をライブで観てました。アーカイブは埋め込みができないので、こちらへ。
しばらく休んでいたIRySも、数日前、配信中に泣き出すくらいに辛いことがあったらしきハコスも元気そうでなにより。
では、昨日の続き。今回から本題の予定だったのですが、前回書ききれないことがあったので、今回もまた枕の延長です。飛ばしていいです。
今までしぐれういのことをあんまり認識していなかったのですが、面白いな。登録者数100万人を突破しただけのことはあります。しぐれういは、あくまでイラストレーターであって、VTuberは趣味なのに。
リスナーに対する突き放したやりとりを筆頭に、しゃべりも面白いし、存在のありようも面白い。
大空スバルのアバターを描いたイラストレーターとして登場した経緯から、リスナーの多くもそのことを踏まえて、絵の才があるリスナーが集まっていて、しぐれういはその作品を自分の販売物に起用しています。イラストレーターの登竜門。
中の人の存在感が全面に滲み出していて、16歳の女子高生という設定は女子高生の衣装、意匠が好きなイラストレーターってこと以上の意味がなくなっている感があります。初心者の私の感想にすぎないですが。
その先にしぐれうい(9さい)がいて、しぐれういはこちらになりきるのが辛くなったのに、16歳の女子高生はほとんど自分ですから、辛くないのでしょう。
アホンダラ対策を考える
しぐれうい(9さい)の「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」で炎上した人が出てしまっのたは、YouTubeで2000万再生回数に達するヒットになったからで、そうなると、しぐれういがどういう人で、しぐれうい(9さい)がどういう設定なのかまで調べず、それどころか、どういう歌詞かも理解せずに波に乗っかろうとするのが出てきます。それをまた歌詞を読まず、読んでも理解できないアホンダラたちが、人を叩きたい欲望を露わにして攻撃する。
残念ながら、これは必然です。防犯ブザーの会社も「うたのおにいさん」も、TPOをわきまえずに便乗したわけですが、せめて歌の意味を理解して、批判に対抗できるようにしていたら、まだしも援護する気になったでしょう。現実にはまるでわかっていなかったようなので擁護する気にはなりません。
MVの一部を切り抜いて、アホンダラの荒野に放つなら、対抗できるようにしておけ。
(残り 1109文字/全文: 2408文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ