松沢呉一のビバノン・ライフ

ホロライブEN勢が続々日本に移住か—興行ビザから帰化は難しく、金があれば経営・管理ビザから帰化する手もある-(松沢呉一)

 

ハコ太郎、日本に移住

 

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ジャニーズ時代の終焉と新時代の幕開け」が長くなってますが、あと数回続きます。ここで小休止。

ハコ太郎ことハコス・ベールズは来年中には日本に移住するようです。

 

 

「やった!」と思ったのですが、よく考えたら、何が「やった」だ?

本人が言っているように、ハコ太郎はほぼ毎月来日し、滞在期間も数週間に及ぶ。オーストラリアと日本を行き来することは時間も経費も手間もかかります。時差は2時間ですが、季節が逆なので体調を崩しそうですし、10時間飛行機に乗るだけで疲れますから、移住を考えるのは合理的です。

運営側にとっても、スケジュール調整が楽になるなどのメリットがありますが、リスナーにとっては関係がない。日本に移住したからと言って、友だちになれるわけでもないし。でも、なんか嬉しい。

他にも移住を考えているEN勢はいます。やった!

 

 

あしやさんの忠告

 

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VTuberが日本に来る場合、興行ビザを取るのでしょう。移住して以降も同じでしょうが、将来的に永住資格を取るにせよ、帰化するにせよ、早い段階で準備を始めた方が良さそうです。

これについては、あしやさんが語ってくれています。

 

 

 

専門学校や大学を出ていないと外国人が日本で就職するのは困難。就職しないと3年5年の就業ビザは取れない。これが取れないと、永住資格は得られず、帰化も難しい。

こういう仕組みになっていること自体は理解できます。日本の学校を出ていれば、一定の日本語が身についていると期待できますし、日本の文化や習慣も理解してましょう。自国民のコミュニティー内のみで生活し、日本社会に溶け込めていないし、溶け込もうともしない外国人とは違うことの証明。

あしやさんは日本の学校を出ていなくても、条件をクリアしているのだから、融通を利かせてもよさそうですが、個人事業主は信頼度が低い日本の特性が適用されてしまうようです。ただの個人事業主ってだけじゃなく、ちょっと前にYouTuberたちが収入が減ったと嘆いていたように、Googleの胸先三寸で収入が減ってしまい、人気が落ちても同じですから、たしかにYouTuberという仕事は不安定です。

となると、結婚しかないけれど、彼女はそれも難しいみたい。

しかし、他にも方法はあります。

 

 

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