ブレックス 長島蓮「本当に感謝しかありません」インタビュー【無料記事】
撮影:山田壮司
ブレックスは2月26日、2018-19シーズン特別指定選手契約(アマチュア契約)として白鷗大4年の長島蓮の加入を発表した。長島は、静岡県出身の21歳。飛龍高校から白鷗大学に進学し、2018年全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ)で7位などの成績を残した。
3月2日の三遠ネオフェニックス戦。第4Q(クォーター)、試合終了まで残り15秒。ブレックスの長島蓮は、ゴールに果敢にアタックした。ファウルをもらうと同時にシュートを決めて、Bリーグ初得点を挙げた。アウェーにもかかわらず、会場のブレックスファンからは、この日一番の大歓声が送られた。
「ここ最近ないぐらい、かなり緊張しました(笑)」
長島はそう言って、満面の笑顔を見せた。
誘われるままバスケットを始めた
長島がバスケットを始めたのは、小学4年生の時。友達と小学校でサッカーをしながら遊んでいると、知らない女性から声を掛けられた。
「飴をあげるから、バスケットやらない?」
ここだけを聞くと、何やら怪しい匂いが漂ってくるが、実はその女性は当時のミニバスの監督で、人数が足りず試合に出られない切羽詰まった状況の中、小学校で遊んでいる子供たちに声を掛けていたのだ。つまり、そこにたまたま長島がいたということだ。
「ちょっと恐いな」と思いながらも、誘われるままバスケットを始めた長島は、すぐにその楽しさを実感することとなった。
「サッカーとバスケって、ちょっと似ているところがあるように感じて。小4の時は、サッカーをやりながらバスケをやっていたんですけど、途中からバスケの方が楽しいと思うようになって、次第にバスケ1本になりました」
中学、高校でもバスケットを続けたが、華々しい成績を残して来たわけではない。
飛龍高校は長島が引退してからめきめきと強くなっていったため、長島自身はインターハイに2回出場しただけで、ウインターカップに至っては1回も出ていない。
「最初にインターハイに出たのは、高校2年の時だったんですけど、試合にほとんど出られませんでした。3年の時にもインターハイに出場したんですけど、2回戦で帝京長岡に負けました」
それでも、地元の大学からはいくつか特待の話が来ていたのだが、「どうしても関東1部リーグでやりたい」という気持ちが強くなり、監督にその思いを伝えた。すると、監督は当時の白鷗大の監督である落合嘉郎氏と話をする機会を創出し、そこで大学側から「特待ではないが、推薦なら…」という言葉をもらうところまで漕ぎつけた。「1年目はBチームからのスタートだよ」とも言われたが、長島はそれでもかまわなかった。