この経験を踏まえてどう変わっていくのか―。これからの試合に期待を込めて。(コラム)
チームの連勝記録を塗り替えるなど好調を続けていたブレックスが、1月4日の試合で琉球ゴールデンキングスに敗れると、その後の天皇杯でも川崎ブレイブサンダースに敗戦となった。東地区1位という好成績を残す一方で、12月頃から気持ち良い勝利とはいかない試合が続いている。ブレックスらしさが出しきれないのはなぜなのか。この経験を踏まえて、チームはどう変わっていくのか。安齋竜三HC(ヘッドコーチ)の言葉をヒントに探ってみた。(文:藤井洋子)
勝利はしても、笑顔なし
「チームルールが遂行できない時間帯がある」
試合後、安齋竜三HCは、複雑な表情を浮かべて、こう話した。昨年12月11日の秋田ノーザンハピネッツとの試合後のことだ。
「それぞれの役割が遂行できていない」。勝利したチームのHCとは思えないほど神妙な面持ちでこう続けると、最後まで笑顔を見せることはなかった。
HCの懸念をよそに、その後も順調に白星を挙げるブレックスは、東地区1位という好位置をキープ。戦績は申し分ない。だが、それ以降も、どこかすっきりしない試合が続いていた。
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