バスケットボール・クラッチ

「なかなかうまくいかない12月」~“おのかな”のブレックス観戦レポート12/28アルバルク東京戦@ブレックスアリーナ宇都宮

代表戦ブレークのあとに迎えた11月を5連勝と無敗で終えたブレックスですが、12月に入ると一転、厳しい戦いが続いています。なかなか思うようにいかず、28日の試合も13点差での敗戦となりましたが、少しずつ前進していけそうな“兆し”のようなものを感じることができました。(文・写真/ブレックスファン・おのかな)

 

12月のブレックスをおさらい

11/30の平日ナイトゲームでは、群馬クレインサンダーズをダブルオーバータイムの末に下しましたが、その3日後に行われた12/3、4の横浜ビー・コルセアーズ戦では、河村勇輝選手に連日30得点オーバーを許してしまいました。アシスト含めて河村選手のいいところだけが際立った試合となりました。

翌週のアウェー富山グラウジーズ戦は連勝するも、この試合で比江島慎選手が負傷。ここからホームの秋田ノーザンハピネッツ戦、アウェーの川崎ブレイブサンダース戦、茨城ロボッツ戦で4連敗を喫してしまいます。

茨城戦の2戦目からは、佐々宜央ヘッドコーチ(HC)が体調不良でお休みとなり、町田洋介アシスタントコーチ(AC)がHC代行として指揮を執ることになりました。佐々HCは無理せず、ゆっくり休んで回復してもらいたいです。

 

新戦力の加入

そんな中、待ちに待った新たな外国籍選手の加入が、12/10に発表されました。2018-19シーズン頭にシーホース三河に所属していた、グラント・ジェレット選手です。ジェレット選手は来日後、ほとんど練習時間も無い状態でコートに立ち、2試合目には28得点11リバウンド4アシストと大活躍をしてくれました。これからどんどんチームにフィットして、欠かせない存在になっていただきたいです。

12/13には特別指定選手として、高島紳司選手の加入が発表されました。昨シーズン、大阪エヴェッサに所属していたときは、川崎戦で23得点、島根スサノオマジック戦では28得点という活躍をした選手。さらに、何かのインタビューで「ディフェンスが得意」と言っていました。ディフェンスといえば、遠藤祐亮選手が思い浮かびますが、高島選手は大東文化大学で、遠藤選手の後輩です。このまま来シーズンの契約を勝ち取ってもらいたいです!

そして12/24には、小川敦也選手も特別指定選手として登録されました。洛南高校出身の彼は、高校の先輩でもある比江島選手にあこがれているそうで、その比江島選手と連番になるようにゼッケン7を選んだことをSNSで明かしていました。身長190cmのポイントガード。早くコートに立つ姿を観たいですね。

 

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