松沢呉一のビバノン・ライフ

もっともオゲレツなロシア人YouTuberピロシキーズ—ロシア人YouTuberの人気[4]-(松沢呉一)

ロシア人YouTuberにはモスクワ出身者がほとんどいない理由—ロシア人YouTuberの人気[3]」の続きです。

 

 

 

ロシアのウクライナ侵攻に対するピロシキーズのスタンス

 

vivanon_sentence私がもっとも見ているロシア人YouTuberは、ここまで出てきた人たちではなく、ピロシキーズです。

 

 

 

ここまで出てきたあしやさんとも何度かコラボしてますが、ほかのロシア人YouTuberたちと違って、ピロシキーズは男女2人組。

テレビを見ないので私はわかっていなかったのですが、彼らはそれぞれにテレビや雑誌で活躍しているんですね。あのルックスだし、話が面白いしで、人気が出るのはよくわかります。

男の方の小原ブラスハバロフスク出身、女の方の中庭アレキサンドラは北カフーカス連邦管区のカラチャイ・チェルケス共和国出身。ハバロフスクは日本にも近いので少しはわかりますが、カラチャイなんだらは全然わからん。

 

 

すごいところだなあ。私はやっぱりこういう生まれ故郷訪問動画が好きです。何人であっても。

彼らの場合、どこの出身かはそんなに重要ではないでしょうけど、例に漏れずモスクワではないのですね。

 

 

ギリギリ狙いのピロシキーズ

 

vivanon_sentenceウクライナ侵攻のようなテーマもたまには取り上げますが、彼らの真骨頂はもっとお気楽な話です。

他のロシア人YouTuberたちは性格が穏やかで上品ですが、ピロシキーズの2人は性格が悪くて下品です。YouTubeではエロネタに対する規定が厳しくて、収入にならなくなるので、YouTuberの多くは避けるのですが、ピロシキーズはギリギリを狙ってきます。そこが信頼になって、チャンネル登録の契機になってますから、結果、メリットは受けてましょう。うまいです。

以下は日本人オネエコンビの2すとりーととのコラボです。3人ゲイで、1人はすれたノンケ女子。ギリギリじゃなくて完全にアウトですけど、傑作です。

 

 

 

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