松沢呉一のビバノン・ライフ

新しい学校のリーダーズをまた好きになった—私の好きな声-(松沢呉一)

 

本日は投票日

 

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鼻水がまだ出ていますが、風邪のせいなのか、副鼻腔炎のせいなのか、どっちかわからん。

本日は、東京都の区議会議員選挙、市議会議員選挙など、各地の地方議会選挙や補欠選挙の投票日です。

投票日なので、具体的なことは書きにくいですけど、あっちこっちで揉めていて、逮捕者が何人か出そうです。通常、地方選はたいして盛り上がらないものですが、揉め事によって注目度が上がっているのはいいことかもしれない。投票結果が気になる上に、明日以降の後始末からも目が離せません。

どうせ落選しましょうが、意外な人物が立候補していることもわかって、具体的なことは明日以降にやる予定です。

この一週間、あんまりColabo問題についても触れてませんでした。事情があってのことですが、これもまた改めてやります。

今日は軽く音楽の話でも、

 

 

新しい学校のリーダーズがファースト・テイクに登場

 

vivanon_sentence一昨日、銭湯に行く途中、すぐ前にカップルが歩いていたのですが、たった今までカラオケをやっていて、その際に歌った曲を反芻するように二人で口ずさんでました。

とくに男の声が大きくて、何を歌っているんだろうと耳をそばだてたら、髭ダンでした。髭ダンをカラオケで歌っていたのか。いいな。私はカラオケでは音域的にも転調的にも髭ダンをちゃんと歌える自信がないです。

歩くのが速い私は彼らを追い抜いたのですが、その時に男はブラジル人、女は日本人のカップルだったことに気づきました。ブラジル人も日本人も、カラオケをやってきたあとも、全部私の憶測ですが、カラオケのあとはたしかにああやって今まで歌っていた曲を口ずさみたくなります。

カラオケでは歌える自信かないですが、私も髭ダンは口ずさんでいることがあります。でも、最近もっとも口ずさんでいるのは新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」です。

ファースト・テイクに新しい学校のリーダーズが登場したためです。

 

 

ファースト・テイクに出る人たちは、歌や声をクローズアップする場としてとらえて、ライブ以上の緊張感で臨み、その緊張感を支えに発せられる歌が観どころ、聴きどころだったりします。

ちょっと前のBABY METALもそうでした。SU-METALの歌に聴き惚れました。

 

 

曲としてまとめて聴いている時以上に、SU-METALの歌はメチャいいです。ただきれいというだけでなく、芯の強い声です。それを認識させるのがファースト・テイク。

しかし、新しい学校のリーダーズときたら、ファースト・テイク仕様ではあれ、ノリはいつもと一緒で本人たちが楽しんでます。とくにSUZUKAは自由すぎ。

ファースト・テイクで、声のみならず、ダンスとお茶目さをここまで見せたミュージシャンはいなかったんじゃなかろうか。

 

 

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