「内戦」はヴォロネジに及んだ—地震計によりカホフカダムの決壊は爆破によるものと確定-(松沢呉一)
ノルウェーの地震研究者が爆発のデータを発見
カホフカダム決壊による洪水の死者は10人足らずですが、行方不明者は150人以上、おそらく死者数は少なくとも数百に達すると見られています。こんな中でもロシアは砲撃を続けていて、それによる怪我人も出ているため、他の国からの救援隊がほとんど来ない状態です。
「誰がダムを破壊したのか」との議論が続いていますが、ダムが決壊するのと同時に大きな爆発が起きていたことがルーマニアの地震観測所のテータに記録されていたとノルウェーの地震学者が発表。
この報道は、昨日の「モスクワ・タイムス」に出ていましたが、BBCも報じています。
データも公開されてます。見ても全然わからんですが、これで「(昨年11月の時点でロシア軍がダムの一部を破壊していて)今年は水量が増していたため、自然に壊れた」との説は排除されました。
ルーマニアのどこにある観測所か不明ですが、最短距離でも400キロくらいあって、場所によってはその倍以上あるため、相当に大きな爆発だったようです。
地震計でそれがわかったのが意外だったので、面白いなあと思いましたし、NATOネットワークの総力戦であることにも注目しました
ウクライナのミサイルが突っ込んだんだったら、ロシア兵が見ているでしょうし、ダムには監視用のカメラもあるんじゃなかろうか。ウクライナのミサイルが映っていたら公開するでしょう。ウクライナはロシア兵が爆破だと会話している電話を傍受したと言ってますし、ちほぼロシア犯行説で間違いなさそうです。
農業用コンバインをレオパルト2と発表したショイグ
この話も好き。
シルエットが完全一致。
ショイグの信用、軍の信用、政府の信用丸つぶれ。発表したのも赤っ恥ですしち、コンバイン相手に戦っていることがバレた軍も赤っ恥。
最初にこれを指摘したのは、ロシアの軍事ブロガーらしく、味方であっても間違いは間違いだと指摘するのがいるのは嬉しい。私もこうありたい。
プリゴジンのこの映像もロシア国内で観ることができるはずですから、ロシアはいよいよボロボロ。
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