「ホロライブ大運動会2023」で見えたこと—ジャニーズ事務所のマネージメントとVTuberのマネージメント[1]-(松沢呉一)
ホロライブ大運動会2023
土曜日は「ホロライブ大運動会2023」でした。
当日リアルタイムに観ていただけでなく、練習や前夜祭もチラチラと見ていたのですが、出来合いの舞台に呼ばれるのではなく、みんなで作っていく様子がよくわかりました。
新参者の私は過去の大運動会を観てなかったので、全然わかっていなかったのですが、大運動会は、ホロライブの運営が主催ではなく、さくらみこと大神ミオが言い出しっぺで、今年は大空スバルが加わって、この3人が実行委員となって、大運動会を主催。運営はそれに協力する形で開催されており、テーマソングの制作費などの経費は実行委員会持ちだそうです。
主催の負担が大きいので、今年で最後になるとのこと。主催の負担は金だけではないでしょうが、金の負担がなくなって、主催に利益がもたらされば継続できましょうから、スポンサーがつけばいいのに。しかし、契約上、このままの体制でスポンサーをつけることはできないのではなかろうか。私の推測でしかないですが。
VTuberの契約
VTuberの契約がどうなっているのか知らないですが、おそらく個人の生活までは管理しない。事務所によっても違うし、同じ事務所でも、人によって変えていることもありそうですが、だいたいの場合、「ゆるめのマネージメント契約」でしょう。VTuber以外の活動を続けている場合は、実質「エージェント契約」になっていることもありそうです。
前日遅くまで準備していたさくらみこを大運動会当日に起こしたのは、大空スバルです。
これもリアルタイムに観てました。どんだけ大空スバルが好きなんか。
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