『イマジネーションゲーム』 久本雅美と板野友美がパンティー探し? さらにヨッピーが出演で、久本xAKBxヨッピー=??? わからない映画は見に行くしかないんで行きましたよ (柳下毅一郎)
→公式サイトより
監督・脚本 畑泰介
企画・製作・音楽 菅野祐悟
撮影監督 吉沢和晃
出演 久本雅美、板野友美、田中幸太朗、仙石みなみ、長州小力、ヨッピー、カリスマブラザーズ、水橋研二、東ちづる、小沢仁志、寺島進
これ、毎度おなじみ映倫審査リストで
「超エリートキャリアウーマンの真紀子は、「真夜中のパンティー探し」というサイトのカリスマ的女神。そんな彼女が公園で野宿しようとする「夫への復讐サイト」のカリスマ的ブロガー・葵と出会う。ドラマ。(1時間31分)」
というのを見て???となった一本。で、サイトを見たらW主演が久本雅美と板野友美!AKBとパンティー探し??? さらにヨッピーまで出ている。久本xAKBxヨッピー=??? これはわからない。わからない映画は見に行くしかないんで行きましたよ。
映画がはじまるといきなり街角でパンツを生脱ぎしている女性が登場。スマホで実況しながら「んーここにしようかしら」と路上のコーンに押しこんで隠す。
「今夜も温もりが冷めないうちにあなたの元へ」
これが「真夜中のパンティー探し」というパンツ生脱ぎで数十万のアクセスを誇る「真夜中の女神」。動画のコメントでパンティーの隠し場所のヒントを出し、パンツ拾いをさせるという。どうでもいいんだが、この映画では一貫して脱いだパンツを袋にも入れずそのまま放置していくのだが、それってどうなんだ? 汚くないか? パンツマニアはそんなのでも欲しいのか? 女神の正体、実は大手ゼネコンの部長であるキャリアウーマン早見真紀子(久本雅美)である。会社では仕事はできるものの部下を怒鳴りつけパワハラ三昧で嫌われている。そんな彼女にとって、「女神」と崇拝され、性的に欲望されるのは何者にも代えがたい快感なのだ。
一方そのころ、サラリーマンの夫池内(田中幸太朗)は探偵(ヨッピー!)から盗撮映像を見せられていた。携帯の履歴から、池内の妻葵(板野友美)が「夫への復讐」サイトに出入りし「ジャンヌダルク」というハンドルネームで書き込みしていることをつきとめたヨッピー、家にカメラを仕掛けて、葵が夫へ嫌がらせをしている犯行映像を押さえたのだ。まじヨッピー有能。葵、夫の歯ブラシでトイレ掃除をするとか、2週間前の腐ったカレーを食べさせるとかやりたい放題。思いもよらぬことに池内は困惑するばかり。これ、のちに明かされるのだが葵が復讐をはじめたきっかけというのが夜遅く帰ってきた夫が作っておいた夕食を食べず、
「じゃあ、片付けといてよ」
「それくらいやるやれ……女の仕事だろ」
と言いかえしたというもの。いやもちろん夫の態度は褒められたものではないが、それくらいで2週間前のカレー食わされてしまうものなのか!? どっちかというとワイシャツ着たままベッドに入り込んでベッドでネクタイ外したりしてるほうが気になったんだけど! まあ「夫への復讐」サイトでおだてられているうちに調子に乗ったらしいんだが、なんでこんなことに……と困惑する夫に同情の気持ちしか湧いてこない。とうとう
「夫の食事に漂白剤を入れてやりました…好物のクリームシチューだからバレません!」
という書き込みを見て呆然。その夜の夕食にクリームシチューが出されるに及んで
「どういうことなんだよ!」
と盗撮ビデオをつきつける。すべてがバレた板野友美、だまって出ていく……えっ?
というわけで公園に来た彼女、粛々と段ボールを敷いてその場で寝はじめる。って主婦からいきなりホームレスかよ! 板野友美に演技を求めても仕方ないくらいはわかってるが、それにしてもまったく無表情でこの唐突な展開はさすがに困る。公園の遊具の下で寝ていると、つかつかと歩み寄ってきた女がいる。
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