『つぎとまります』 「日本一のバス運転手」を目指す新人バス運転手が主人公のバス映画が誕生。しかしほとんど事件らしい事件も起こらない・・・
→公式サイトより
『つぎとまります』
監督 片岡れいこ
原案 加宮充師、片岡れいこ
脚本 青木万央
撮影 山本辰也
音楽 萩原一輔、森下怜二郎
出演 秋田汐梨、川合智己、三島ゆり子、渋谷哲平、梶浦梶子、黒川英二、清井咲希
「日本一のバス運転手」を目指す新人バス運転手が主人公のバス映画! 舞台は京都府亀岡市! これがそもそもバス映画として企画されたのか、亀岡映画として企画されたのかよくわからないのだが、亀岡市内を走る京阪京都交通バスの全面的協力を得て、亀岡市内バス映画が誕生した。亀岡市には京セラサンガスタジアムもあるので、京都サンガFCU-15のメンバーも出演している。
主人公は保津川美南(秋田汐梨)。子供の頃亀岡市内でバス通学をしていたが、イケメンバス運転手に助けられて「日本一のバス運転手になります!」と宣言した少女が、無事大人となって京阪京都交通の入社試験を受けているところから話ははじまる。特に波乱もなく試験を突破して念願のバス運転手となった美南は、個性豊かなバス運転手たちに紹介される。続いて実車教習で先輩運転手の指導を受けながらバス運行の訓練……と続くのだが、ほとんど事件らしい事件も起こらない、いくらバス会社宣伝映画だからって、これでは話に起伏がなさすぎるのではなかろうか。
やる気だけは人一倍の美南だが、天然のドジっ子なので失敗が多い。初日から朝クリームパンを食べてきてアルコール検査にひっかかったりする(発酵食品のひとつだという豆知識)。だが、先輩社員湯野(黒川英二)からの「どんどん失敗したらええ」の言葉で気が楽になる。先輩と一緒での「実車教習」では元バスガールだという老嬢マチコ(三島ゆり子)から大福をもらって仲良しに。そしてついに最後の試験の日がやってくる。「本社の人が試験監督で来る」と聞かされていた美南は、その相手が、自分がバス運転手を目指すきっかけを作ったイケメン運転手(川合智己)だと知って驚く。試験ではミスからパニックに陥りそうになるが、イケメンの的確な指示で冷静さを取り戻す。ありがとうございます……と礼を言いにいこうとするが、所長からは「本社の人なんか来てないよ。おまえは先日でもう合格だ」と言われる。え、じゃああの人は……?
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