猿投農林-一宮北 観戦記(2024年選手権愛知大会)
6月29日に刈谷球場で行われた第1試合、猿投農林-一宮北の観戦記です。
どちらも久々の勝利がかかった試合。接戦になりました。
猿投農林
102003000|6 H7 E1
10012004X|9 H13 E2
一宮北
猿投農林
吉福(1)、近藤(6)-加納、須崎
一宮北
加田(3)-中村
投手成績
猿投農林
吉福七海 4回1/3 63球 被安打7 四球2 三振2 失点4
近藤壱吾 3回2/3 73球 被安打6 四死球3 三振7 失点5(自責点4)
一宮北
加田夢翔 9回 142球 被安打7 四死球7 三振5 失点6(自責点5)
(出場選手)
猿投農林
6近藤→1 1吉福→6 7永井(8)→8 9須崎(2)→2 8坂元(9)→9 4安東 5佐藤(15)→9西門(7)→7 3黒河(13) 2加納(5)→5
一宮北
6山田遥 4森田 8磯村 1加田(3) 7豊重(1) 5鷲津 9後藤 3山田桜(10) 2中村
(試合経過)
1回表、1死2,3塁からワイルドピッチで1点。猿投農林が先制。1-0
1回裏、1死3塁から3番磯村がタイムリー。1-1。
3回表、2死1,3塁から5番坂元がタイムリー。6番安東がタイムリー2ベース。猿投農林が勝ち越し。3-1
4回裏、2死2塁から8番山田桜がタイムリー。3-2
5回裏、1死2塁から2番守田がタイムリー。ここでピッチャー交代、近藤。2死1,3塁から三振ワイルドピッチで振り逃げが成立し、3塁ランナーが生還。一宮北が逆転。4-3
6回表、1死1,2塁から9番加納のサードへのバントヒットで2塁ランナーがホームを陥れる好走塁で1点。尚も1死2,3塁から1番近藤が2点タイムリー。猿投農林が再逆転。6-4
7回裏、1死2塁から4番加田がタイムリー。6-5
8回裏、2死1,2塁から3番磯村がタイムリー。2死満塁から5番豊重が走者一掃の3点タイムリー2ベース。一宮北が再々逆転。9-6
一宮北が逆転勝ちをおさめました。
総評
一宮北が16人。猿投農林が17人。チーム構成など力関係もすごく似たチーム同士の対戦。試合も拮抗した展開になりました。
猿投農林としては春に4番を打っていた谷奥選手が怪我で出場出来ず。その影響はあったかなと感じましたが、それでも四球で得たチャンスにタイムリーが出て、下位打線でも得点。6回の1死1,2塁からの3塁線バントタイムリーは練習してきたプレーということで、自分たちがやれるプレーは出し切ったかなという試合でした。
バッテリーミスや盗塁を決められる場面が多かったり、足らない部分も確かにあったものの出せるものは出した感じのする試合。勝っていた試合だけに、悔しかったでしょうが・・・。近藤投手も120㎞後半のまっすぐも記録し、三振を多く取る技術は素晴らしかった。
一宮北は上位打線に力があり、1番の山田遥選手、3番磯村選手はスピードもある好選手でした。5番の豊重選手は背番号1ながらマウンドに上がれるかは微妙な状況らしいですが、その分打撃で貢献。決勝の3点タイムリー2ベースはライトオーバーの見事な当たりでした。
加田投手も最終回に125㎞をマークするなど、終盤逆転してもらって力を出し切った印象。最後まで投げ切ったスタミナも素晴らしかった。
5大会ぶりの勝利。チーム一丸の勝利だったと思います。次は難敵になりますが、この勢いを上手くつなげてほしいですね。
ピックアップ選手
猿投農林 近藤 壱吾 内野手・投手(3年)
1番ショートで出場。途中から投手。打者としても6回に2点タイムリー。投げても5回途中からの登板で三振7つ奪う力投を見せました。8回は疲れも出たかなと思います。
猿投農林 吉福 七海 投手(3年)
先発して5回途中まで投げて4失点。序盤は試合を作りました。打っても2番で2安打2四死球と出塁して貢献。ショートの守備も落ち着いてこなしました。元々はボート部からの転部選手。大きな戦力として活躍しました。
猿投農林 加納 一冴 捕手・内野手(2年)
9番捕手でスタメン。途中からサード。捕手としては送球が不安定で経験の浅さが出ていました。6回に鮮やかなセーフティバントを決めて、2塁からランナーを返す殊勲打。
一宮北 豊重 海翔 外野手(3年)
5番レフトで出場。本来はエースですが怪我を抱えていて野手中心になりそう。そんな中、長打2本を含む3安打。8回には試合を決める走者一掃の3点タイムリー2ベースを放ちチームに貢献しました。
一宮北 加田 夢翔 投手(3年)
先発して球速よりは速く見える投球でフライアウトが多かった。最終回にこの日のMAXの125㎞を出してスタミナもあるところを見せました。
一宮北 磯村 優 外野手(3年)
3番センターで出場。2安打のマルチでいずれもタイムリー。足も速い選手です。
一宮北 山田 遥大 内野手(2年)
1番ショートで出場。3安打1四球と出塁して3度ホームへ。盗塁も4つ決めてスピードもありました。
一宮北林監督、豊重選手、猿投農林渡邊監督談話
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