桜台-同朋 観戦記(2024年選手権愛知大会)
7月6日に春日井球場で行われた第1試合、桜台-同朋の観戦記です。
継続試合で5回表、2死1,3塁から始まった試合。それも含めて試合が動きました。
桜台
200010101|5 H13 E0
000001003|4 H8 E5
同朋
桜台
荻田(10)、小野田(1)-櫨場
同朋
小栗(1)、加藤竜(17)-染
投手成績
桜台
荻田大成 8回1/3 137球 被安打6 四球3 三振14 失点4
小野田翔(3年) 2/3 8球 被安打2 四球0 三振1 失点0
同朋
小栗太一 6回1/3 121球 被安打9 四球2 三振4 失点4(自責点0)
加藤竜稀(2年) 2回2/3 43球 被安打4 四球1 三振2 失点1(自責点0)
(出場選手)
桜台
6鈴木 4原田 7久野 9小粥 2櫨場 5太田 8辻村 3中西 1荻田(10)→1小野田(1)
同朋
6山口→H伊藤(13) 3鳥谷 2染 7林→8 9山下(12) 4工藤 1小栗→7 5濱口 8岡田→1加藤竜(17)→H加藤勝(10)
(試合経過)
1回表、2死満塁から6番太田がタイムリー。送球間にもう1人ランナー生還。桜台が2点を先制。2-0
5回表、2死1,3塁から試合再開。1塁ランナーが盗塁を仕掛け、キャッチャーの送球が逸れる間に1点。3-0
6回裏、2死2塁から2番鳥谷がタイムリー。3-1
7回表、無死3塁から3番久野が犠牲フライ。4-1。ここでピッチャー交代、加藤竜。
9回表、無死1,2塁から5番櫨場のバントで3塁送球が逸れて2塁ランナーが生還。5-1
9回裏、1死1塁から5番山下がタイムリー2ベース。6番工藤がタイムリー。ここでピッチャー交代、小野田。1死満塁から代打加藤勝の犠牲フライ。最後代打伊藤が三振に倒れ試合終了。5-4で桜台が逃げ切りました。
総評
継続試合は5回表、桜台の攻撃、2死1,3塁のカウント2ボール1ストライクで再開。
1週間空いての継続試合ということで、バッターはかなり緊張していたそうです。
そんな中、上手く仕掛けて再開直後にエラーを誘って追加点を奪ったのは桜台。その後も上手く相手のミスにつけこんで追加点を奪い、9回表を終わって5-1。勝負あったかなと思いました。
一方の同朋は中断前までは萩田投手にノーヒットに抑え込まれ、劣勢の中での継続試合でした。ただ、再開直後に失点したものの、この一週間を上手く対策に時間を当てたようで、6回裏には2死2塁から鳥谷選手のチーム初ヒットがタイムリーに。
9回裏には1死から3連続長短打で2点を奪い、荻田投手をマウンドから引きずり下ろす。更に変わった小野田投手も攻めて1点差に迫り、尚も2死1,2塁のチャンスでしたが、最後は代打の3年生、伊藤選手が三振に倒れ試合終了。
ただ、元々3年生が4人しかいないチームの中で、最後3年生が必死につないで1点差まで迫る攻撃をみせたのは感動する粘りでした。
同朋は2年生が7人スタメンに名を連ねるチーム。この経験を新チームに生かしていってほしいですね。
桜台は2年生の先発の荻田投手がなかなか力があり、4番小粥選手の活躍も光りました。また7番の辻村選手も2年生ながら光る打撃をみせて楽しみだなと感じました。
次は愛知黎明。どこまで戦えるか注目です。
ピックアップ選手
桜台 荻田 大成 投手(2年)
先発して8回1/3投げて14奪三振の快投。ややホップする球質で、120㎞台後半ながら三振が取れる球を投げる。5回までノーヒットピッチング。
桜台 辻村 胤之 外野手(2年)
7番センターで出場。5打数4安打の大暴れ。広角に打球が打てますし、コンタクトセンスが抜群。
桜台 小粥 創右 外野手(3年)
4番ライトで出場。5打数3安打。7回にフェンス直撃の打球を放ち、パンチ力も見せました。
同朋 小栗 太一 投手(3年)
先発して7回途中まで投球。120㎞台前半くらいのまっすぐに緩急をつけて打たせて取る投球を見せました。コントロールがよく試合が作れるタイプ。
同朋 山下 開史 外野手(2年)
9回裏に反撃の口火となるタイムリー2ベースを放つ。パンチ力も見せました。
同朋 濱口 喜矢 内野手(2年)
8番サードで出場。2安打1四球と出塁。バントヒットや盗塁では3盗も決めて足のあるところも見せました。
桜台 加藤監督、同朋 松尾監督 談話
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