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2024年JABA日本選手権の東海地区最終予選展望

社会人野球の2大大会の一つ。日本選手権の出場を懸けた日本選手権の東海地区最終予選が14日から始まります。
東海地区の出場枠は3つ。これをJABAの各大会で出場権が取れなかった8チームで争います。

ちなみに出場権を持っているのは、JABAベーブルース杯で優勝した日本製鉄東海REX、JABA九州で優勝したトヨタ自動車、JABA東北で優勝したヤマハ。

※トーナメント表はJABA公式HPより引用しています。

展望についてはJABAの各大会を東海地区で最も見ていると言っても過言ではない“榊原さん”にご協力を頂きながら作成いたしました。

日本選手権の東海地区予選の特徴は、初戦がカギというか初戦が全てと言っていい仕組みになっていることが挙げられます。

元々枠は3つしかないですし、負けたら厳しくなるのは確かなのですが、初戦を負けたチームは第3トーナメントにいって、4連勝が必要で負けたら終わり。初戦を勝てば、2敗まで許されるという、初戦の比重が大きい形となっています。

その初戦は拮抗したチーム同士の対戦となった印象です。

◇JR東海-西濃運輸

西濃運輸はプロ注目の吉田投手が先発と思われます。やはり彼の投球次第。今年は大事な試合で結果を残して、NPBからの評価も上げてきたので、この最後のアピールの場でどういう投球を見せるかでドラフトの順位も変わってきそう。

ただ、1年間、ずっと公式戦で投げるということは経験していないので、疲れが見えるというのもポイントになりそう。どちらにしても、吉田投手の投球がカギを握るのは間違いない。

JR東海は都市対抗出場を逃し、その上で補強に11人が選ばれるという、複雑な夏を過ごしてきた。チームとしては、やはり秋に懸ける思いというのは強いと思われる。

エースは辻井投手かなと思いますが、誰を西濃運輸相手に先発を指名するか。これも注目です。榊原さんは不後投手の存在が気になるとのこと。

打線は差が無いですし、先発投手の出来が勝敗を分けそう。

◇東海理化-三菱自動車岡崎

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