中京大-愛知工業大 2回戦 観戦記(2024年秋季愛知大学リーグ)
9月22日にパロマ瑞穂球場で行われた中京大-愛工大の2回戦の観戦記です。
中京大の先勝で迎えた2回戦。優勝を狙う上ではどちらも負けられない試合となりました。
中京大
000000100|1 H6 E1
000000000|0 H6 E1
愛工大
中京大
磯部(17)、高木(18)-森瀬
愛工大
樋口(21)、小野(17)-二村
投手成績
中京大
磯部祐吉 6回 97球 被安打4 四球2 三振5 失点0
高木快大 3回 38球 被安打2 四球0 三振3 失点0
愛工大
樋口新 7回1/3 96球 被安打6 四球1 三振6 失点1(自責点0)
小野七斗 1回2/3 17球 被安打0 四球0 三振2 失点0
(出場選手)
中京大
9加藤麗(3) 8秋山(1) D川瀬(5) 4桑原(10) 7吉里(4)→H岸田(29)→7狩俣(24) 2森瀬(22) 5金沢(34) 6福岡(6) 3鈴木(33)
愛工大
4谷川(19) 7高崎(27) 8宮川(51) D相原(25) 5柴田(23)→R古屋(6) 6白井(3) 3袴田(55) 2二村(10) 9川間(8)
(試合経過)
7回表、1死3塁から8番福岡が2球目にスクイズを決めて中京大が先制。1-0
7回裏、ピッチャー交代、高木。
8回表、1死でピッチャー交代、小野。
中京大が虎の子の1点を守り切り、勝ち点を獲得しました。
総評
中京大は1年生の磯部投手、愛工大はWエースの1人、樋口投手。両投手の投げ合いで試合は進み、お互いにチャンスを作る場面もありながら得点が出来ずに中盤まで進みます。
得点が動いたのは7回表、先頭の森瀬のヒットとエラーで2塁へ進み、7番金沢の犠打で1死3塁。福岡選手の打席で中京大がスクイズを仕掛け、これを鮮やかに決めて中京大が先制。好投手から点を取るにはこれしかないという小技をしっかりと決めました。
その裏にエースの高木投手を投入。高木投手は開幕週で2敗したように本来の投球ではなかったと思いましたが、しっかりと修正してきて、この日は153km/hもマーク。愛工大打線を抑え込んで1点を守り切りました。今後を戦う上でも高木投手の復活は大きいですね。中京大としても優勝戦線に踏みとどまりましたし、上を目指して戦えそうです。
愛工大としては樋口投手の好投に報いることが出来ずに、これで2カード落とした形になりました。ただ、今年は2位まで三連盟に進めるのでまだ可能性は残ります。気持ちを切り替えてあと2カードを取れるか、注目したいですね。
ピックアップ選手
中京大 磯部 祐吉 投手(享栄 1年)
先発して6回を無失点。ランナーは毎回出しましたが、先頭バッターを出したのが2回裏だけだったのもよかったですね。こういう経験を今後に生かしていきたいですね。
中京大 福岡 勇人 内野手(健大高崎 4年)
7回表、1死3塁から完璧にスクイズを決めました。貴重な1点で勝利をもたらしました。
中京大 高木 快大 投手(栄徳 3年)
7回からマウンドへあがり、3イニングを2安打無失点。MAX153km/hをマークして、球威もありましたが、球質も伴っていたように思います。中京大としては頼れるエースが戻ってきた印象ですね。
愛工大 樋口 新 投手(千葉経大附 4年)
左で151km/hをマーク。要所で三振を奪っていましたし、能力の高さはさすが。ただ意外と勝ち運がなく、リーグ戦で勝利数が少ない。この試合でも1チャンスで1点を失った形になりました。
愛工大 川間 悠貴 外野手(佐世保工 3年)
9番ライトで出場。チームで唯一のマルチを記録。ライナー性の打球で捉えていました。
愛工大 小野 七斗 投手(愛工大名電 4年)
8回表、1死から登板し、1回2/3をパーフェクト。今季はいい投球を続けています。
中京大半田監督、高木投手談話
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