ヴァン・ヘイレン 『炎の導火線 』 …エディ・ヴァン・ヘイレンはギター・サウンド革命、最後の王様。でも最後の王様は殺される運命にある (久保憲司)
久々にネトウヨ界隈で炎上しました。
「イギリスとフランスは医療が無料だぞ、イギリスの病院には会計のフロアーもない、イギリスはネトウヨみたいなセコいこと言わずに外人も無料で見てくれる」とつぶやいたらデマだとネトウヨから怒られました。
フランスに住んでいる方から「フランスは無料じゃないですよ、35%くらい負担ですよ」と教えてもらい、びっくりしました。僕は18歳の時に前妻の実家でお腹が痛くなり、夜中だったので義理の父がお医者さんを呼んでくれるということになったのですが「そんなの悪いし、病院に行きます」と言うと「フランスはこういう時は医者が家に来てくれるんだよ、無料だから気にしないで」と言われ、お腹の痛さに朦朧となりながらフランスはイギリスより手厚いんだな、さすが王様を殺した国は違うなと思って以来、フランスの医療はただだと勘違いしてました。というか、ユーロの国はイギリスのように全て医療は無料だろうと勝手に思い込んでしまっていました。すいませんでした。
というわけで消去して、訂正、謝りのツィートを入れました。
正しくは“イギリスの医療は無料だぞ(税金負担ですけどね)。イギリスの病院には会計のフロアーもないぞ、イギリスはネトウヨみたいなセコいこと言わずに外人も緊急医療は無料で見てくれるぞ”でした。
こんな大ボケ野郎が今回語りたいのはエディ・ヴァン・ヘイレンです。こんな僕がヴァン・ヘイレンを語って大丈夫なんでしょうか、大炎上しないのか心配ですが、全てのギター・ファンがヴァン・ヘイレンについてここを理解していないのじゃないかということが一つあるので、それをどうしても語りたいのです。
まず一番いいたいことは今のヘヴィ・メタルのギター・サウンドを作った男はエディ・ヴァン・ヘイレンなのだということです。ヘヴィ・メタルだけじゃないですね。今のギター・サウンドはエディ・ヴァン・ヘイレンが作ったと言いたい。とにかくエディ・ヴァン・ヘイレンのギターの音は気持ちがいいんです。ハードなロックが嫌いな人でもこの音は気持ちいいんじゃないですか!しかも39年経ってもいまだに気持ちがいいのです。
ジミー・ペイジ、ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、ジェフ・ベックは今もロック・ギターの神様と祭り上げられるのですが、どうもエディ・ヴァン・ヘイレンは、現在のギター・サウンドを確立したと言ってもいいのに、どうもジミー・ペイジらに比べるとブライアン・メイくらいの感じでしか語られていないのです。それが僕が歯がゆいのです。
ヴァン・ヘイレンが出てきた時は革命のようだったんです。エディ・ヴァン・ヘイレンも「メイン・バンドのリック・デリンジャーが前座の俺を真似した演奏をするんだよ、彼は憧れのギターリストだったから、彼の前座をやれるのは光栄だったのに、ショックだったよ」と答えていましたが、これくらい大変なことになったのです。全てのギターリストがヴァン・ヘイレンのようなことをやらないと客からブーイングが起こるような状況がアメリカで生まれたのです。
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