『デイヴ・シャペルのこれでお開き』 が、炎上しております。4つのイニシャルの人たちともめています。そうです、LGBTの人たちです。完全に戦いなんです。
世界最高のコメディアン、デイヴ・シャペルのNetflixの『デイヴ・シャペルのこれでお開き』が、炎上しております。
デイヴ・シャペルはいつも4つのイニシャルの人たちともめています。そうです、LGBTの人たちです。おっと5つでした。Qを忘れておりました。Qとはクエスチョンのことで自らの性のあり方について、特定の枠に属さない人、分からない人たちです。Qとは他者に性的に興味関心を抱かないAセクシャルのことなのかなと思っていたんですけど、どうもAセクシャルとは別みたいで、このままいくとLGBTQにAが加わりそうです。
Aだけじゃなく、Xジェンダー(自信の性を男女いずれかに限定しない人々のこと)、Aロマンティック(他者に恋愛的に興味関心を抱かない人々のこと、Aセクシャルとどう違うねんとツッコミそうです)、パンセクシャル(性的指向が性別にとらわれない人々のこと)、なども加わりこれからはLGBTQAAXPというパスワードみたいな感じになりそうです。
こういうことをデイヴ・シャペルはネタにしているので、炎上するわけです。
上は僕が考えたネタだったのですが、コメディ・クラブで使えますかね。
Aセクシャルってなんなのと思う人も多いかと思います。
音楽業界ではレッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテがそうじゃないかと言われています。でもこれは本人が言ったわけではなく、周りが「なんかあいつぜんぜん彼女いないよね」と騒がれだして「Aかもね」と思われている感じです。
レッチリの名作『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』のドキュメンタリー『ファンキー・モンクス』のファンキーなモンク(僧侶)と言えばそれはジョンでした。彼の全てを音楽に注ぐ姿勢、そしてアルバムを完成させた時の丸坊主で『明日のジョー』もびっくりの燃え尽きたあの感じは本当にかっこよかったです。まだ観てない人必見ですから、観てください。
アリーナ・バンドとなって、パンクの精神をなくしたと思ってしまったレッチリにはいれないと去っていくなど、本当に音楽一筋の男だと思っていたのですが、それをAセクシャルって言われてもね。いや、別にいいですけど、彼の恋愛対象は音楽なのでしょう。彼は音楽しか愛せないから、あんなにすごい音楽をたくさん作れるのです。
デイヴ・シャペルに話を戻します。彼がLGBTQの中で一番揉めているのが、T、トランスジェンダーです。
彼はマイケル・ジャクソンだろうが、プリンスだろうが、オモロいと思ったものは全部カリカチュアにして笑いにしていきます。
この感じでトランスジェンダーも笑いにしたのです。この感じがデビュー当時から炎上しているわけです。それ以来ずうっとトランスジェンダーは彼のことを憎んでいるわけです。
今回もNetflixで番組をやるということで、Netflix内にいるトランスジェンダーの社員が首になること覚悟で“またデイヴ・シャペルがトランスジェンダーを揶揄したスケッチ(ネタ)をやっている”とリークしたりしたわけです。
完全に戦いなんです。
でも、彼の笑いとは、彼もも言っていますが、黒人のコミュニティの笑いなのです。
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