無意味な記者会見・無意味な訴訟・無意味な活動—Colaboが浅野文直・川崎市議を訴えた不可解[前編]-(松沢呉一)

2023年04月27日 22時33分　
カテゴリ： YouTube • 名誉毀損 • 新大久保 • 新聞

お仲間にのみ通じる提訴

Colaboって面白いですね。あれだけバスカフェには意義があり、休むわけにはいかないと声高に主張して、それに踊らされた人々が都庁にまで抗議していたのに、ビルの上での新展開の二回目にして、強風を理由にお休み。新大久保では竜巻が発生していたのかもしれないですが、その日、新宿区にテントが飛ばされるような風なんて吹いていなかったですよ。その程度のもんだったわけです。

実際には、近隣の店舗や住民からの抗議があったのではなかろうか。あの近辺には懇意の店があって、私もあの周辺はよく歩きまわっているので、今度聞いておきます。

だったら、事務所でやればいいのに、頑なに避けているようです。いまさらそれをやってうまくいってしまうと、無意味なバスカフェで公金を貪ってきたことがばれることを恐れているのではなかろうか。もうばれてますけどね。

無意味に無意味を重ねるColaboが浅野文直・川崎市議を名誉毀損で訴えたことに対して、さまざまな批判や疑問が出ています。

一法人が一個人に起こした訴訟の記者会見のために議員会館を使用するのはさすがにまずいとあの人たちもやっと気づいたのか、あるいはあの人たちは今も気づけてなくて、あの時は便宜を図った議員の側が拒否したのか、今回は議員会館ではありません。

しかし、「なんであの人たちはいちいち記者会見をやるのか」という疑問も出ています。たしかに議員会館での記者会見は、議員会館を使用したことのみならず、本論と無関係な私的なAV論を滔々と述べて呆れられる弁護士、「リーガルハラスメント」と口走って典型的なリーガルハラスメントとしての訴訟をやってのけるダブスタ弁護士、別件で入手した暇空茜の住所を不正に流用したとも指摘されている弁護士が続出するありさまで、私のように、それまでまったく知らなかった人たちにもColaboの疑惑を知らしめてしまった効果がありました。

なぜ記者会見自体を反省しないのでしょうか、

これについてはコメント欄にヒントが書かれています。YouTubeに飛んでコメ欄を読んで下さい、

いかに一般人と思考がかけ離れてる彼らといえど勝てないことくらいはわかるはず。裁判で勝つことが目的ではなく、浅野氏の刑事告訴を少しでも遅らせるとかその他別の目的の臭いが強すぎる。

記者会見を開くことでいかにも相手が悪質であるかのような印象を広げることが目的であり、それをやるきっかけとして訴訟があるだけだと私はとらえています。そうとでも考えないと訴訟の意味がわからない。

それがうまくいっているとは思えず、仁藤夢乃やColaboの方が悪質であるとの印象を広げているだけですが、世の中の9割の人がそう受け取るとしても、あの人たちは自分の回りの1割の人しか見ていない。1割もいないかもしれないけれど、今なおColaboを支持している人たちがいるわけです。この人たちは「なぜ記者会見なんてやるのか。粛々と裁判所で闘えばいいではないか」とも思わない。

的確なコメント

この動画には80件以上のコメントがついていますが、そのほとんどすべてはColaboに批判的。あるいはColabo側の一方的な主張を垂れ流すだけの、とてもまともな報道とは言えない「毎日プロパガンダ新聞」への批判です。どちらに肩入れするでもないコメントがわずかにあるだけで、ひとつとしてはっきり仁藤夢乃や弁護団を支持するコメントはありません。

また、仁藤夢乃や弁護団、あるいは支持者が願っているように「Colaboや仁藤夢乃を批判しているのは女性差別者や女性嫌悪者である」なんてことはまったくないこともコメ欄から読み取れます。

仁藤夢乃の顔が笑っていて嬉しそうに見えること、意味のない手振り、子どもっぽい話し方などに言及しているコメントがいくつかあって、本論とは関係のない個人の癖をあげつらうのは行儀がよくないかもしれないですが、たしかにそれぞれ気にはなり、誹謗中傷とまでは言えないかと思います。

仮に仁藤夢乃嫌悪とは言えるとしても、女性嫌悪ではないですし。