日清は今後「どん兵衛」CMにVTuberを起用するはず—ジャニーズ事務所のマネージメントとVTuberのマネージメント[9]-(松沢呉一)
「家から出ない生活でも身バレする時代—ジャニーズ事務所のマネージメントとVTuberのマネージメント[8]」の続きです。
「最強どん兵衛」のCM大炎上を踏まえた、これからの賢明なCM起用
「最強どん兵衛」のCMが大炎上しています。
アンミカって、新手の料理研究家かなんかだと思っていたくらいで、化粧が厚いこと以外私はよく知らない。よく知らないので存在に興味がなく、YouTubeの広告に表示されたこともないと思うので、騒動があって初めてCMを観ました。
「マツケンサンバのパクリかよ」以上の感想なし。
この騒動について、もっとも説得力のある意見は、「VTuberを起用した方がいい」というものでした。賛成です。
ストレートにVTuberを起用したわけではないですが、日清はカップ麺の重要ユーザーであるオタク層に向けたアプローチをしてきて、アンミカで下落した商品および企業イメージを回復すべく、一昨日、以下の「どん兵衛」CMを公表。
アンミカのCMからわずか3日後に公開です。こちらは年越し用「最強どん兵衛」のCMですけど、公開の間が短く、大晦日に向けてもっと先に出す予定だったCMを慌てて前倒しにしたのではなかろうか。
このCMを観て、ケモノ耳や尻尾がついている点などから、てっきり私はVTuberかと思ったのですが、南條愛乃という声優系アイドルなんですね。コンサートでは顔を出していますが、声優として活躍していても、広く一般に顔を知られているわけではないので、生の顔を出さず、アニメにしたのでしょう。
VTuberと錯覚されることを含めて、こちらの方が好感を抱かれます。
安全な存在をCMに起用するのは当然
アニメ的なものを使うと、全国フェミニスト議員連盟を筆頭とする「難癖や誹謗中傷(草津町に対する活動を参照)を生きがいにする人たち」の妨害が心配です。このCMでは、スパッツのようなものを履いていても、太ももを露わにしているので、あの連中が難癖をつけるに十分です。
ああいう連中もいますが、ここまで指摘してきたように、生身の人間をCMに起用するのはスポンサーにとっては怖いです。以前からそうだったわけですが、今はインターネットがありますから、生身の人間はこれまで以上に炎上しやすい。
タレントをやっているような人間はたいてい隠し子がいたり、乱交パーティに参加していたり、ムチで叩かれてヒーヒー言っていたり、不倫していたり、結婚してもすぐに離婚したり、親が組員だったり、経歴詐称していたり、過去に逮捕歴があったり、脱税していたり、シャブを打っていたり、男と別れる際に1,500万円を巻き上げていたり、彼氏がスパイだったり、夫が不正受給していたりしますから、コレコレチャンネルに暴かれたら、軽く数億円、時には数十億円が消えます。
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