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三重-相可 観戦記(2024年選手権三重大会)

7月19日にドリームオーシャンスタジアムで行われた第2試合、三重-相可の観戦記です。
相可が三重にどこまで食らいつけるかに注目して観戦しました。

三重
103143|12 H12 E0
000000|0 H2 E1
相可
(6回コールド)

三重
古川(19)、景井(10)、有原(16)-澤村

相可
中野(1)、田畑(10)-中川堅

投手成績

三重
古川稟久 3回 32球 被安打1 四球0 三振2 失点0

景井優(3年) 2回 40球 被安打1 四死球3 三振3 失点0

有原悠人 1回 17球 被安打0 四球0 三振1 失点0

相可
中野友二朗 4回2/3 105球 被安打9 四死球5 三振4 失点9(自責点5)

田畑峻(3年) 1回1/3 33球 被安打3 四球2 三振0 失点3

(出場選手)

三重
6田中 8上田 2澤村 3芝山(13) 9杉山→R加藤(7)→7 7近藤(9)→9 5東川 4長谷川→H岡田(15)→1有原(16) 1古川(19)→H向山(17)→1景井(10)→H早川(14)→4

相可
5奥田(14) 4森下 8中川航 3河合(5) 7中山 9中川雄 2中川堅 1中野→1田畑(10) 6堀口

(試合経過)
1回表、2死2塁から4番芝山がタイムリー3ベース。三重が先制。1-0
3回表、1死2,3塁から5番杉山がタイムリー。更に1死2,3塁から6番近藤の2ゴロの間に1点。7番東川がタイムリー。3点追加。4-0
4回表、2死2塁から3番澤村がタイムリー。5-0
4回裏、ピッチャー交代、景井。
5回表、2死1,2塁から9番景井がタイムリー。2死1,3塁から1番田中がタイムリー。2死満塁でピッチャー交代、田畑。3番澤村が2点タイムリー。この回4点追加。9-0
5回裏、1死から6番中川雄が2ベース。死球、3バント失敗、四球で満塁となるも1番奥田が三振に倒れ得点ならず。
6回表、1死2,3塁から代打岡田が2点タイムリー3ベース。代打早川が犠牲フライ。3点追加。12-0
6回裏、ピッチャー交代、有原。
三重が6回コールドで快勝。

総評

三重の強さが目立ちました。

相可の先発の中野投手。MAX136㎞をマークするなど、130㎞台の球威を誇り、好投手と言っていいレベルでした。それをしっかりと打ち崩した三重打線は強いなと感じました。

また先発した三重高校1年生の古川投手が素晴らしく、MAX140㎞をマークするなど、1年生としては十分すぎるレベルの投球を披露。フォームもいいですし、まだまだ球威は上がってきそうな投手。これから注目していきたいと思います。

投手陣が課題と聞いていた三重ですが、下級生の投手陣が奮闘すれば打線の強さが生きてきそうです。今後の戦いぶりも注目ですね。

相可も6回コールドで敗れましたが、チーム全体としてレベルが高かった。中野投手の後に投げた田畑投手もややサイドで特徴がありましたし、随所に好プレーでバックも盛り立てた。3回、4回の先頭バッターが出たところで、もう少し何とかして相手を慌てさせたかったですね。

ピックアップ選手

三重 古川 稟久 投手(1年)

予備知識無く見て、1年生が先発というのにまず驚き。そして140㎞をマークする球威にびっくりしました。181㎝73㎏とまだ細身ですが、フォームもよく球威もある。1年生の夏に先発に抜擢される理由はよくわかる投球でした。今後注目していきたいですね。

三重 澤村 凪人 捕手(3年)

3番捕手で出場。2本のヒットがいずれもタイムリーで3打点。勝負強さを見せました。

三重 東川 慎 内野手(2年)

7番サードで出場。2安打に1犠打、1四球と全打席で仕事を果たす。

三重 有原 悠人 投手(2年)

6回にマウンドに上がり1イニングを三者凡退。MAX136㎞をマークし、こちらも楽しみな投手でした。

相可 中野 友二朗 投手(3年)

右のオーバーハンド。MAX136㎞をマークし、130㎞台のまっすぐとスライダーはなかなかの威力。5回途中までに三重から4つ三振を奪ったのもその証拠。上で続けてほしい投手ですね。

相可 中川 雄仁 外野手(3年)

6番ライトで出場。5回にチーム唯一の長打、2ベースを放ちチャンスメイク。ライトオーバーの見事な当たりでした。

相可 中川 堅太郎 捕手(2年)

7番捕手で出場。3回に古川投手からヒットを放つ。次の打席でも死球で出塁。打席での貢献が大きかった。

三重沖田監督、古川投手、相可逵監督談話
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