愛知野球通信+

江南-津島北 観戦記(2024年秋季尾張地区1次予選)

8月12日に小牧球場で行われた第2試合、江南-津島北の観戦記です。
勝った方が2次進出となる試合でした。

江南
000301210|7 H11 E2
300010000|4 H9 E0
津島北

江南
則竹(1)、溝口(2)-溝口、青山

津島北
安井(1)、川嵜(2)、安井(1)-川嵜、森田、川嵜

投手成績
江南
則竹優輝 6回 97球 被安打7 四球1 三振8 失点4(自責点3)

溝口瑛太 3回 46球 被安打1 四球1 三振7 失点0

津島北
安井蒼太 5回 74球 被安打4 四球2 三振0 失点3

川嵜将弥 4回0/3 76球 被安打7 四球2 三振2 失点4

(出場選手)

江南
8粕谷 5浅野 2溝口→1 3山本→7 7青山→2 6高木 1則竹→3 9長島 4林

津島北
8森田→2→8 6加藤 9杉本→8→9 2川嵜→1→2 1安井→9→1 4中島 5平岡 3石山 7川角

(試合経過)

1回裏、1死2,3塁から4番川嵜の2点タイムリー2ベースにエラーが重なり一気にバッターランナーもホームイン。津島北が3点を先制。3-0
4回表、無死1塁から2番浅野がタイムリー3ベース。無死1,3塁から4番山本がタイムリー。無死満塁から6番高木が犠牲フライ。3-3の同点に追いつく。
5回表、ピッチャー交代、川嵜。
5回裏、1死3塁から4番川嵜のタイムリー2ベース。津島北が勝ち越し。4-3
6回表、1死2,3塁から6番高木の遊ゴロの間に1点。同点。4-4
7回表、1死2,3塁から2番浅野がタイムリー。1死1,3塁から3番溝口の3ゴロ2塁封殺の間に1点。江南が2点勝ち越し。6-4
7回裏、ピッチャー交代、溝口。
8回表、1死3塁から7番則竹のスクイズ成功。7-4
9回表、無死1塁でピッチャー交代、安井。
江南が勝って2次トーナメント進出を決めました。

総評

津島北が初回に3点を先制。一旦は追いつかれるも5回裏に勝ち越してクーリングタイムのインターバル。流れは津島北かなと思いました。

津島北は5回からキャッチャーの川嵜選手をピッチャーに。速球を武器に抑えにかかりましたが、江南は逆に川嵜投手の方を上手く捉えていき、6回表に同点。7回表に浅野選手のタイムリー等で逆転。試合をついにひっくり返します。

そこから同じようにキャッチャーからマウンドへ上がった溝口投手が圧巻のピッチング。切れのあるまっすぐを武器に3イニングで7奪三振。1安打1四球で津島北打線を抑え込み、勝利をもたらしました。

江南の岩越監督は初回の3失点は重かったとおっしゃっていましたが、そこを長打で跳ね返した選手に手ごたえも感じた様子。春から監督に就任して、初の公式戦勝利だったそうで、これがいいきっかけになるかもですね。

津島北は2年生が3人だけであとは1年生という若いチーム。やはり上級生がまだ頑張らないと、という形でした。それでもノーエラーでしたし、やれることはやっていた印象。川嵜選手は捕手も投手もやれる選手ですが、彼の負担をチームとして減らせるようにしていきたいですね。

ピックアップ選手

江南 溝口 瑛太 投手・捕手(2年)

3番捕手で出場。捕手としても肩はいい方で能力の高さは見せましたが、びっくりしたのは7回から上がったマウンドの方。まっすぐに切れがあり、伸びる球とスライダーで空振りを取りまくり、3イニングで奪三振7を記録しました。MAXは128㎞でしたが、まだまだ出そうです。元々は投手だったとのこと。

江南 浅野 祐陽 内野手(1年)

2番サードで出場。4回にタイムリー3ベースを放ち、反撃ののろしを上げると、7回にはタイムリーを放ち勝ち越し。勝利へ大きく貢献しました。

江南 粕谷 颯汰 外野手(2年)

1番センターで出場。3安打の猛打賞でセンターを中心に打ち返す打撃が光りました。

江南 則竹 優輝 投手(2年)

先発して6回を4失点。長身でまだ全身を使って投げている感じがないのですが、その分球威はまだ上がってきそうな雰囲気のある投手。三振8つ奪ったのはその証拠かなと。伸びしろに期待。

津島北 川嵜 将弥 捕手・投手(2年)

4番捕手で出場。2安打のマルチでどちらも2ベースを記録。肩も2.03秒で投げる場面もあり、捕手として能力は高い。投手としても120㎞後半を投げていました。出来れば捕手に専念出来ればという感じですね。

津島北 加藤 太介 内野手(1年)

2番ショートで出場。2安打のマルチでどちらもホームに帰ってきました。

津島北 安井 蒼太 投手(2年)

5番投手で出場。最終回に再登板。打たせて取る投球で、コントロールがよかった。

津島北 杉本 翔栄 外野手(2年)

3番ライトで出場。2安打のマルチで初回に2ベースを放ちチームに勢いをもたらす。主将としてチームを引っ張る。

江南 岩越柾輝 監督 談話

(残り 867文字/全文: 2750文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ