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安城学園-豊田工科 観戦記(2024年秋季西三河地区2次トーナメント)

8月25日に豊田球場で行われた安城学園-豊田工科の観戦記です。
西三河地区最後の県大会切符を懸けた大一番でした。

安城学園
41002202|11 H13 E3
10100011|4 H9 E2
豊田工科
(8回コールド)

安城学園
伴亮(1)、徳永(11)-尾崎

豊田工科
竹下(1)-中島

投手成績
安城学園
伴亮太(2年) 2回1/3 58球 被安打3 四死球3 三振0 失点2

徳永詠介 5回2/3 68球 被安打6 四死球3 三振0 失点2(自責点1)

豊田工科
竹下航志 8回 147球 被安打13 四死球4 三振5 失点11(自責点6)

(出場選手)

安城学園
7伴怜 8佐々木(9) 4深田 9池田(13) 3渡辺隆 6渡辺康 2尾﨑 1伴亮→1徳永(11) 5小笠原

豊田工科
6栗田 1竹下 3村田 2中島 8本沢 7山下 5竹内→H近藤(10)→5 4内田(11)→4三浦煌(4) 9早川

(試合経過)

1回表、2死2塁から4番池田がタイムリー。2死1,2塁から6番渡辺康が2点タイムリー2ベース。7番尾崎がタイムリー。安城学園が4点を先制。4-0
1回裏、2死2塁から4番中島のタイムリー。4-1
2回表、2死2塁からタイムリーエラー。5-1
3回裏、無死1,3塁から5番本沢の遊ゴロエラーの間に1点。ここでピッチャー交代、徳永。5-2
5回表、無死1,2塁から4番池田がタイムリー。1死2,3塁から6番渡辺康のスクイズが成功。7-2
6回表、2死2,3塁から4番池田が2点タイムリー3ベース。9-2
7回裏、無死1,2塁で雷で2度中断。無死満塁から5番本沢の遊ゴロ3塁封殺の間に1点。9-3
8回表、無死1塁から1番伴怜がタイムリー2ベース。2死2塁からワイルドピッチで一気に2塁ランナーが生還。11-3
8回裏、2死1,2塁から4番中島がタイムリー2ベース。11-4
安城学園が8回コールドで勝って3年ぶりの県大会を決めました。

総評

県大会最後の切符を懸けての一戦。安城学園が2死無走者からエラーをきっかけに打線がつながり4点。

2回にもエラー絡みで1点を取って試合を優位に進めます。

安城学園は夏のエースである土工投手が登板無し。秋の県大会には間に合うと監督はおっしゃっていましたが、その不在を打線でカバー。投手陣も伴投手が3回途中2失点で降板後、徳永投手がしっかりとゴロを打たせて取る投球で試合を作っていって勝利を呼び込みました。

4番の池田選手が3安打3打点と素晴らしい活躍。1年生が4人出ていましたが彼らの活躍も目立ちました。ギリギリの戦いを経験したことを県大会で強みとしたいところですね。

豊田工科はこの秋8試合目の戦い。(ちなみに安城学園が7試合目)かなり体力的にはギリギリだったように感じます。エースの竹下投手も結局完投。他に頼れる投手もいなかったのかな、という感じのする運用でした。

4番の中島選手は4安打1四球と全打席出塁。打撃センスは素晴らしかった。序盤バントが多く、複数点が取れない攻撃になってしまったのがもったいなかったかなと思います。

県大会には進めなかったですが、公式戦8試合を戦った経験は大きいと思うので、これを来年に生かせるように頑張ってほしいですね。

ピックアップ選手

安城学園 池田 龍矢 外野手(2年)

4番ライトで出場し、3安打。それがいずれもタイムリーとなり、勝負強さを発揮。ヒットも3方向に飛んで対応力の高さも光りました。

安城学園 伴 怜央真 外野手(1年)

1番レフトで出場。3安打の猛打賞で2ベース2本。2打席目の右中間を破る打撃はお見事でした。

安城学園 小笠原 輝俊 内野手(1年)

9番サードで出場。2安打1四球と活躍。しっかりとスイングをしてライナーで打てています。

安城学園 徳永 詠介 投手(2年)

3回途中からマウンドへ上がり、そのピンチをしのぐと、その後はランナーを出しながらも丁寧に投げて8回まで2失点で抑えました。ゴロアウトが多かった。

豊田工科 中島 瑛太 捕手(2年)

4番捕手で出場。4安打1四球と全打席で出塁し、タイムリーを2本。まさに4番という仕事を果たす。捕手としても竹下投手を必死に盛り立てました。

豊田工科 村田 涼 内野手(2年)

3番1塁で出場。2安打のマルチに犠打も決める活躍。

豊田工科 竹下 航志 投手(2年)

左の軟投派。緩いカーブ、スライダーで緩急をつけて打者を打ち取る。点数を取られながらも粘って投げていました。

安城学園 増永和大 監督 談話

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