三菱自動車岡崎-JR東海 観戦記(2024年JABA日本選手権東海地区最終予選)
9月17日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた三菱自動車岡崎-JR東海の観戦記です。
勝てば代表決定戦進出となる試合でした。
三菱自動車岡崎
0000010002|3 H8 E0
0100000000|1 H7 E1
JR東海
三菱自動車岡崎
秋山翔(21)、神原(16)-西川
JR東海
川本(16)、林山(34)、辻井(17)、喜久川(21)、河村(18)、戸田(19)-牛場
投手成績
三菱自動車岡崎
秋山翔 8回 103球 被安打6 四球1 三振5 失点1
神原友 2回 26球 被安打1 四球1 三振2 失点0
JR東海
川本祐輔 5回2/3 72球 被安打4 四球0 三振3 失点1(自責点0)
林山太洲(創成館-近畿大 4年目) 1/3 4球 被安打0 四球0 三振0 失点0
辻井亮汰(市尼崎-中京大 3年目) 1/3 10球 被安打1 四球0 三振0 失点0
喜久川大輔(沖縄尚学-関東学院大 10年目) 2/3 7球 被安打0 四球0 三振1 失点0
河村唯人(日大三-日大 2年目) 2回 32球 被安打2 四球0 三振1 失点0
戸田公星(日田林工-JR北海道 18年目) 1回 15球 被安打1 四球0 三振1 失点2(自責点0)
(出場選手)
三菱自動車岡崎
9豊住(24) 3小室(6)→R斎藤(9)→4 8中村奎(31) D岳原(30)→R里見(28) 4古川(7)→3 5菅原(3) 7山田(29)→H冨澤(4)→7東(1)→H伊藤(26)→2 2西川(10)→H荒井(5)→7大工原(27) 6内藤(6)
JR東海
D三村(8) 6吉田有(4) 5山崎(0)→4 9水谷祥(1) 3平野(7)→5 2牛場(33)→R堀場(25) 4佐々木(4)→H伊藤(10)→3上神(28) 6吉田隼(9) 7松野(3)
(試合経過)
2回裏、無死1,3塁から6番牛場がタイムリー。JR東海が先制。1-0
6回表、2死1塁から3番中村の左中間の当たりをやや重なる形で落球。1塁ランナーが生還。ここでピッチャー交代、林山。1-1
7回表、ピッチャー交代、辻井。1死3塁でピッチャー交代、喜久川。このピンチを見逃し三振から3塁ランナーが少し飛び出したところでキャッチャーからの送球でアウト。ゲッツーで抑えます。
8回表、ピッチャー交代、河村。
9回裏、ピッチャー交代、神原。
延長タイブレークに突入。
10回表、2死2,3塁から代打の荒井が2点タイムリー。三菱自動車岡崎が勝ち越し。3-1
10回裏、無死1,2塁から8番吉田隼が四球。無死満塁から9番松野が三邪。1番三村が見逃し三振。2番吉田有は1塁の好プレーもあって1ゴロに倒れ試合終了。
三菱自動車岡崎がタイブレークを制し、代表決定戦に進出を決めました。
総評
JR東海が2回裏に3連打で先制。しかもノーアウトという状況だったので、追加点が取れれば一気にJR東海が勝つ流れでしたが、ここでバント失敗からゲッツーで1失点。秋山投手が立ち直るきっかけになってしまいましたし、1点止まりということで、三菱自動車岡崎が元気になる形になりました。
JR東海の川本投手もボールが走っていて初回こそ2死からピンチを作りましたが、2回以降は安定したピッチング。5回が終わって1-0と投手戦の形に。
6回表、三菱自動車岡崎は2死から小室選手がヒットを放ち、3番中村選手の当たりは左中間へ。レフトが追いついたと思ったのですが、センターとやや重なる形になり落球。記録はエラーとなり、1塁ランナーが一気にホームインし同点となります。
ここからJR東海は継投に入り、ピンチもありながらも抑えていきます。三菱自動車岡崎の秋山選手もランナーはちょこちょこ出すものの、後続はしっかりと抑えて8回まで無失点。
9回裏は神原投手がマウンドへあがり、0点で抑えてタイブレークへ突入。
10回表に送った後に代打伊藤選手が凡退。2死2,3塁から主将の荒井選手が代打登場し、ここで2点タイムリーを放ち2点を勝ち越し。
その裏に無死満塁となるもそこから神原投手が抑えて三菱自動車岡崎が代表決定戦に進出しました。
三菱自動車岡崎は秋山投手の奮投に尽きるかな。先制されるも尚ものピンチを防ぎ、底から抑えていく様はエースだなと感じました。
JR東海は結果的には2回裏が1点で止まったことが敗因。相手がエース格となると簡単には取れないので、取れる時に1点でも積み重ねられるようにしていきたいですね。
ルーキーの松野選手の活躍が目立ちました。来年は注目していきたい選手です。
ピックアップ選手
三菱自動車岡崎 秋山 翔 投手(日大鶴ケ丘-武蔵大 6年目)
先発して2回に3連打で失点するも、そのピンチを1点でしのいで立ち直り、結局8回まで投げて1失点としっかり試合を作りました。先頭バッターを出しても慌てないところはさすがです。
三菱自動車岡崎 荒井 海斗 内野手(前橋育英-明治大 7年目)
10回表に2死2,3塁から代打で2点タイムリー。粘って粘って捉えた打撃でチームを救いました。
三菱自動車岡崎 岳原 陵河 外野手(山梨学院 1年目)
4番DHで出場。鋭いスイングで2安打を放ち、凡退の内容も悪くなくて、バッティング能力の高さが目立ちました。
三菱自動車岡崎 神原 友 投手(東海大甲府-東海大 7年目)
9回からマウンドへあがり、そのイニングをしっかりと抑え、2点勝ち越したタイブレークのマウンドで、四球で満塁にするもそこから球威で抑え込み勝利に貢献。期待に応えました。
JR東海 牛場 友哉 捕手(常葉大橘-亜細亜大 10年目)
6番捕手で出場。2回に先制タイムリーを放ち、これを含む2安打のマルチ。継投の投手陣をしっかりと支えました。
JR東海 松野 海舟 外野手(八王子-桐蔭横浜大 1年目)
9番レフトで出場。2安打1四球と3度出塁。バットコントロールの上手さでチャンスメイクをしました。
JR東海 川本 祐輔 投手(尾道-亜細亜大 9年目)
先発して5回まで無失点。6回に2死から味方のエラーで同点となり降板しましたが、強いボールで三菱自動車岡崎打線を抑えて試合を作りました。
三菱自動車岡崎梶山監督、JR東海井上監督談話
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