バスケットボール・クラッチ

「2023年のホーム最終節は1勝1敗の痛み分け」~“おのかな”のブレックス観戦レポート 12/23-24島根スサノオマジック戦@日環アリーナ栃木メインアリーナ

12月は、バイウィーク明けから天皇杯を含め13試合が予定されています。そのうち11試合を消化したところで83敗と、メンバーがそろっていないことを考えるとまずまずの戦績ではないでしょうか。12/23・24日の連戦は、開幕戦以来の日環アリーナ栃木での開催。島根スサノオマジックを迎え撃ち、11敗の痛み分けとなりました。3rdユニだったり、クリスマスだったり、ブレッキーの誕生日だったり、イベントいっぱいの週末でした。(文・写真/ブレックスファン・おのかな)

 

天皇杯、クォーターファイナル進出!

12/13は天皇杯3次ラウンドが行われ、ブレックスはアウェーで名古屋ダイヤモンドドルフィンズと再戦しました。リーグ戦では、同じくアウェーで2連勝した相手でしたが…。

この日は、バイウィーク明けから欠場していたギャビン・エドワーズ選手だけでなく、D.J・ニュービル選手が肩の負傷で、アイザック・フォトゥ選手は脳震盪により欠場という緊急事態。ここで、グラント・ジェレット選手が27得点15リバウンドのダブルダブルを達成してチームをけん引。タフなゲームを8457で勝ち切り、クォーターファイナルに進出しました! 試合後、比江島慎選手が「10回やって1回できるかどうかという試合だった」と言っていましたが、集中力高く最後まで戦い続けた選手たちを誇りに思います。次回の天皇杯は1/10、アウェーで横浜ビー・コルセアーズと対戦します。

また、左大腿直筋肉離れで欠場中のギャビン・エドワーズ選手ですが、12/18にインジュアリーリストに登録されました。肉離れはいろいろ心配ではありますが、しっかり治して戻ってきてほしいです。

 

3rdユニフォーム! カラーは緑!?

今節は3rdユニフォームで戦うと聞いて、「たまには黄色以外がいいなぁ~」なんてほかのファンの人と話していたのですが…。アップを始めるために出てきた選手たちが履いているバスパンが、緑色に黄色のライン…。一瞬、「緑?」となりました。この色を選んだ理由があると思うのですが、どこにも書かれていませんね。どんな理由だったんでしょうね。

SNSにはいろいろな感想が書かれていましたが、私的にはオーストラリア代表カラーを思い出しました。最初は見慣れなさ過ぎて、試合中に何度かブレックスの選手がわからなくなりました()

島根は、ヘナレヘッドコーチ(HC)の体制になって3シーズン目。一昨シーズンは11敗、昨シーズンは2連敗を喫した相手です。ヘナレHCは、ニュージーランド出身のコーチで、ブレックスの選手だと、フォトゥ選手やニュービル選手とつながりのあるコーチです。また、島根のニック・ケイ選手は、現役のオーストラリア代表で、沖縄のワールドカップで対戦したのが記憶に新しいところです。安藤誓哉選手はBリーグ開幕前のシーズンにブレックスに所属していたし、チームスタッフの眞田さん、片岡さんも元ブレックス。意外にもつながりのある選手やコーチ、スタッフが多いチームです。

 

島根の強力なスタメンを抑えて第1戦は勝利!

立ち上りは苦しんだものの、ブレックスはこの日、3ポイント(P)シュートがよく決まり、チームとしても43.8%の成功率。ニュービル選手は5本、遠藤選手は4本を決めてチームを引っ張ってくれました。ニュービル選手、遠藤選手、ジェレット選手、フォトゥ選手、比江島選手の5選手が2桁得点と、オフェンスもバランスが良かったと思います。

しかし、この日の勝因は、島根の強力なスタメンを48点に抑えたディフェンスだったと思います。特に、ぺリン・ビュフォード選手を一桁に抑えたのはすごい! 特に4クォーター(Q)のニュービル選手とビュフォード選手のマッチアップは、スキルとスキルのぶつかり合いで観ていて楽しかったです。

試合終盤は、負傷退場したニュービル選手に代わって田臥勇太選手が登場。フリースロー2本をきっちり決めて、今シーズンのリーグ戦&ホームで初得点となりました。

田臥選手が呼ばれて立ち上った瞬間、日環アリーナの空気が一気に変わったところは、さすがの田臥選手でした。ヒーローインタビューも呼ばれて、「今日、観に来てよかった」と思ったファンも多かったのではないでしょうか。

この試合、最終的には8368で、まずは1勝を挙げることができました。

 

 

 

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