何故篠山キャプテンは益子と派手に喜んだのか? 篠山が考えている川崎の今と未来<コラム>
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©KAWASAKI BRAVE THUNDERS
2月7日の琉球ゴールデンキングスとの試合で、川崎ブレイブサンダースの本拠地とどろきアリーナがもっとも盛り上がったのは4Qの残り6分18秒、益子拓己が3Pシュートを決めて8点差に迫ったの「後」のシーンだったはずだ。
琉球がタイムアウトを取り、試合が止まった。益子が少し戸惑っているなか、篠山竜青が目で合図を送った。そして、2人はジャンプして身体をぶつけあった。どんなに点差が離されても決してあきらめないという川崎のカルチャーが見られたシーンでもあったし、ホームの観客の多くが「このままいけば逆転できるかもしれない」と期待を抱いた場面だったともいえる。
「あのシーンは、夢中になりすぎて、タイムアウトに気づいていなくて。竜青さんが、『来い、来い、来い』みたいに言っていたので、『あぁ、タイムアウトか』ということでああいう風になったんです」
益子はそのように振り返っている。彼は川崎でプロ選手契約をするまで、ホームゲームは2階のスタンドから観戦していた。そして、いつか自分もあのような形で喜びを爆発させられたらと考えていた。
一方の篠山はこう振り返っている。
「練習参加しているときから彼のことはずっと見ていますし、一緒にやっています。どういう苦労をしてここまで来たのかもわかっているので、『こういう時は、はじけていいんだぞ!』というところを伝える意味でも、あれをやりました。僕自身、彼の活躍がすごく嬉しいです。というのも……」
チームのキャプテンとして、益子のバスケットボールに向き合う姿勢を目にしてきた篠山は、益子の活躍の向こうに川崎というクラブの今や未来の繁栄を見ているのだという。
篠山は以下のように話している。
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