女神(周庭)が去った中国を襲う経済の低迷・寒波・砂嵐・橋崩落・高層ビル火災・山火事etc.-(松沢呉一)
「ロシアのウクライナ侵攻から2年—補完的保護対象者と投資ビザ(経営・管理ビザ)」の続きです。
カナダに実質亡命した周庭アグネスがYouTubeチャンネルを更新
3年数ヶ月ぶりに周庭さんがYouTubeチャンネルを再開しました。
元気そうで何より。
今回は刑務所内の話です。中国共産党にとって都合の悪いことは言ってないですが、現在は安全なカナダですから、今後、中国共産党批判も出てくるでしょう。
女神がいなくなった中国では、株価や不動産価格の低迷など。経済の停滞だけじゃなく、事故や災害が連発していて、国が壊れていく時はこういうもんかもしれない。
記録的寒波襲来
まず江蘇省蘇州市の高速道路で100台以上が玉突き事故。日本のメディアも報じてますが、以下の動画の方がよくわかります。インド・メディアです。
急速に気温が下がったので、路面がアイスバーンになったことが原因とされていて。スピードを出せる状態ではなく、滑ってぶつかっているので、負傷者9名は、中国としては珍しく実数かもしれない。
江蘇省で急に始まったのではなく、この寒波は、10日以上前から始まって、玉突き事故も始まってました。
2月14日の陝西省。
動画を見る限り、大型車を含め、チェーンをつけている車はないように見えます。警報が出ていた地域もあるのに、対応が十分ではなかったのではなかろうか。はっきりと確認できませんでしたが、中国製EV車の中には、冬季用チェーンがつけにくい車種があるらしく、行政も国民も自動車メーカーも防災意識が乏しい。
ウイグルでは寒波と砂嵐。
車のガラスが割れているのは、雹もあるかもしれないですが、強風で飛ばされた小石がぶつかったもののようです。ビルの壁が落ちているくらいで、おそらくその周辺ではガラスも割れているでしょうが、18日にはウイグルでマイナス52.3℃を記録していて、ガラスが割れたら暖房があっても死にます。好き好んで春節にウイグル観光に行っている人がどうなろうと知ったことではないですが。
これらは、世界的に起きている気候変動によるものなので、今後も減ることはなく、むしろ増加することが予想されます。
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