気候変動によって山火事、洪水、雹は増加している?—思い込みで語るのは禁物-(松沢呉一)
姫カットと山火事
一昨日、道を歩いている時に、それぞれちょっと時間を空けて、3名の姫カットとすれ違いました。3人とも20歳くらいで、全身オシャレでした。オシャレじゃないと、姫カットは決まらないかも。
ここまで書いてきて、いまさら言うことではないかもしれないけど、姫カットって、そんなに好きではないな。姫カットはお嬢様系。私が好きなのはアバズレ系ですから。
好き嫌いはどうでもいいとして、連続で見たことから、「姫カットが大流行か」と思ってしまいそうになりましたが、「意識することで、今まで見過ごしていたものが見えてきて、その存在が急に増えてきたように感じる現象」でしょう。年単位で見れば、増えているでしょうが、「SHOGUN 将軍」のせいで、先月くらいから急増したわけであるまいよ。
こういうことを人はよくやってしまうので、人の意見を聞いたり、データを調べる癖をつけた方がよさそうです。
気候変動で世界中の山林が燃えています。すでに日本もその例外ではありません。
日本でも山火事が増加中。と思ってしまいそうになりますが、ここでも数字を確認した方がよさそうです。
林野庁「昭和22年以降の林野火災発生件数の推移」
全然違いました。むしろ大幅に減ってます。それでも年間千件以上起きてます。拡大ペースが速いため、消失面積が増えている可能性はありますけど、そこまで調べるのは面倒。
山火事は例年4月がもっとも多いので、皆様、キャンプ、バーベキュー、焚き火、焼畑、くわえタバコにはお気をつけください。
中国広東省で洪水
ロシアでは洪水のために兵器工場が水没の危機という情報も出ていて、本当だったら嬉しい限りですが、確認はできず。
一方、中国広東省では、19日から豪雨が続き、翌20日、ダムの決壊を回避するために放水し、各所で洪水になっており、土砂崩れによって道路が遮断され、雹、落雷、竜巻も発生。
広東省では例年豪雨が多いですが、毎回、「過去数十年で最大」と繰り返されており、そろそろ飽きてきました。当局の発表によると、死者はゼロ。これももう飽きました。
災害の報道でも中国は信用できず、その代わり、台湾メディアが盛んに報じておりますが、台湾メディアの動画は自動翻訳できる設定になっておらず。お隣の香港にも豪雨は及んでいるため、香港メディアも積極的ですが、おもに香港の状態を扱っていて、今のところ被害がさほど大きくなくて、全体像がわかりにくいです。
もっともわかりやすいのは以下。
いつものように、サムネイルはコラージュです。
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