中部大春日丘-愛知 観戦記(2024年春季愛知県大会)
4月14日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた第1試合、中部大春日丘-愛知の観戦記です。
1回戦では屈指の好カード。両チームの好左腕に注目して観戦しました。
中部大春日丘
000300203|8 H9 E2
000103000|4 H6 E1
愛知
中部大春日丘
金田(12)、水野(1)、角野(10)-里見
愛知
中谷(11)、池津(10)、山本(1)-河田
投手成績
中部大春日丘
金田大成(3年) 3回0/3 52球 被安打2 四球2 三振3 失点1(自責点0)
水野拓海(2年) 2回1/3 47球 被安打0 四球3 三振2 失点2(自責点0)
角野聖哉 3回2/3 60球 被安打4 四球1 三振4 失点1(自責点0)
愛知
中谷聡一郎 3回0/3 43球 被安打2 四球1 三振5 失点3
池津晴人(3年) 1回 14球 被安打1 死球1 三振0 失点0
山本晴大 5回 86球 被安打6 四死球4 三振4 失点5(自責点4)
(出場選手)
中部大春日丘
6堀 4玉井 5小島 8椙山 7水野(1)→1→7 3石井→R大石(18)→3生方(15) 9安藤 1金田(12)→7野村(7)→1角野(10) 2里見
愛知
8服部 9内田→5加藤(5)→9河村(18) 5濱井(15) 4古森 7古岡 3水野 2河田 1中谷(11)→1池津(10)→H松井(19)→1山本(1) 6山内(16)
(試合経過)
4回表、無死満塁でピッチャー交代、池津。ワイルドピッチで1点。1死2,3塁から5番水野の犠牲フライ。2死1,3塁から7番安藤のタイムリー2ベース。1塁ランナーはホームでタッチアウト。中部大春日丘が3点を先制。3-0
4回裏、先頭の古森が2ベース。ここでピッチャー交代、水野。1死3塁からパスボールで1点。3-1
5回表、ピッチャー交代、山本。
6回裏、1死1,2塁でピッチャー交代、角野。1死満塁から2点タイムリーエラー。8番山本の3ゴロで3塁ランナーがホームへ突っ込み、3塁からの送球が逸れ1点。更に1死満塁となるも1番服部が1-2-3のゲッツーに倒れ、愛知は逆転するも1点リード止まりに。4-3
7回表、無死1塁から7番安藤のタイムリー3ベース。無死1,3塁から9番里見のゲッツー崩れの間に1点。この回2点取ってすぐに逆転。5-4
9回表、1死満塁から2番玉井が2点タイムリー。2死1,2塁から4番椙山のヒットにエラーが重なり2塁ランナーが生還。8-4
中部大春日丘が1回戦突破を果たしました。
総評
中部大春日丘は最初、愛知先発の中谷投手に3回までパーフェクトに抑えられますが、4回表に先頭の堀選手がチーム初ヒットを放ち、そこから満塁。変わった池津投手から犠牲フライやタイムリー2ベース等で3点を先制。優位に立ちます。
ただ、4回裏、6回裏にバッテリーエラーや四球、守備の乱れが出て逆転を許し、嫌な流れに。しかし6回裏に1点ビハインドになり尚も1死満塁で1番服部選手を1-2-3のゲッツーにとって流れを止め、7回表の再逆転につなげました。
お互いに失点にはエラーや四死球が絡みましたし、反省して次につなげたいところ。
中部大春日丘は7番の安藤選手が長打2本を含む3安打で勝利に貢献。角野投手の好リリーフも光りました。
愛知は6回裏に逆転したところであと一押しが出来ていれば・・・。いい当たりが少なかったので打線を夏までに強化したいですね。
ピックアップ選手
中部大春日丘 安藤 夏希 外野手(2年)
7番ライトで出場。3安打の猛打賞で2ベース、3ベース、シングルと放ち、2打点。全て得点に絡みました。左右に打ち分けていますし打撃能力はかなり高いです。
中部大春日丘 角野 聖哉 投手(3年)
6回裏の1死1,2塁でマウンドへ。そこから味方のエラーなどで3失点して、尚も1死満塁。ここでホームゲッツーにとってしのいだのがこの試合のポイントになりました。MAX136km。なかなかいいフォークも投げていました。
中部大春日丘 玉井 奨眞 内野手(2年)
2番セカンドで出場。2安打のマルチで9回にはダメ押しの2点タイムリー。しぶとい打撃を見せました。
愛知 古森 星光 内野手(3年)
4番セカンドで出場。4回に先頭でフェンス直撃の2ベースを放ち、パンチ力のあるところをみせました。チャンスで一本出したかったですね。
愛知 中谷 聡一郎 投手(3年)
先発して初回にいきなり三者三振。3回まで5奪三振を奪いパーフェクトに抑えました。120km台前半から中盤でまっすぐも沈んだりするくせ球。2廻り目に無死満塁として降板しましたが、素晴らしい立ち上がりでした。
愛知 山本 晴大 投手(3年)
5回からマウンドへ。もったいなかったのは逆転してもらった直後の先頭バッターへのストレートの四球。抑えなきゃ、という意識が手元を狂わせたのでしょうが・・・。チームの信頼を得るために5イニング中、4度先頭を出した投球を見直したいですね。MAXは132km。空振りの取れるまっすぐは健在でした。
両チームの監督談話
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